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2013年 09月 22日

木曽のおんたけさん(2)

王滝頂上にある御嶽神社の脇を抜けると、そのまま御嶽山のピーク剣ヶ峰が見える。
火星探査機から送られてくる画像の如く荒涼としていて、太陽系の最高峰オリンポス宜しくそびえているが、
辛うじて、青く澄み切った空が、ここは地球なのだと示してくれている。
頂上という名前がいくつかある中で、剣ヶ峰が本当の頂上というのも富士山と同じだ。
まだ結構な登りが待っているので、気持ちを再起動させた。

八丁たるみに向かって歩いてゆくと、まごころの塔や御嶽教大御神火祭場の彫像があり、いよいよ宗教臭くなってきた。
同時に硫黄臭くもなってきた。
御嶽山は富士山に次いで、日本で2番目に高い火山だけど、富士山頂は硫黄臭などまるでしないと言うことは、
火山っぽさで言うなら、実質御嶽山の方が日本一なんじゃないだろうか?と勝手に思う。
御嶽山は実際に硫化水素などの火山ガスが噴き出ている。キケーンじゃなかろうか?

標高を100m程上げると頂上直下に2軒の山小屋があり、そこに山頂へ上がる石段がある。
100段近い階段を休まず一気に登ると、心臓の鼓動とともにピークに達した。
9時過ぎ、その勢いで鳥居をくぐり抜けると、頂上奥社本宮に着く。つまり御嶽山頂の3,067mに達したのだ。

9座目の3,000m峰制覇の感慨も束の間、巨大隕石によって形成されたクレーターのような一ノ池や、
霊界との狭間に存在しているかのような二ノ池に目を奪われていた。
しかも、中央アルプスや南アルプス、遥か富士山は道中見てきたが、おとなり乗鞍岳の背後に北アルプスのスター軍団が
連なっているのを見ると、テンションはこの日最高に。

そこからは望遠レンズに付け替え、東西南北に広がる近景遠景を切り取ることに没頭した。
夏とは違って、遠くまで澄んでいる。秋冬に向かって、その景色はますますハッキリとしていくはずだ。
(つづく)

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
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霊界への階段?
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御嶽山頂上奥社本宮
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一等三角点
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by ymgchsgnb | 2013-09-22 07:00 | outdoor | Comments(0)


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