最近「エクストリームなんちゃら」って流行ってるよね?サーフィンしてから出社するとか。
今回はまさにそれで、朝から山登って、夜は渋谷で仕事関係の飲み会に参加するから、エクストリーム飲み会って言うの?
だから14時には下山しないと行けない訳なんだ。
今回は、以前から行ってみたかった天狗岳を稲子湯ルートで森を歩くコース。
仮眠してから、いつものように真夜中家を出る。中央道から野辺山高原を越えて稲子湯へ。
途中、氷点下5℃の凍てつく野辺山で夜明けを迎え、寄り道写真してしまい、稲子湯旅館の先にある登山口「みどり池入口」に
到着したのは6時半になっていた。
紅葉のピークが登山口周辺に下りてきていて、朝日に照らされたところから燃えるような色を見せている。
スタート地点から唐沢橋を渡って5分程で林道をショートカットするカラマツ林へ分け入ってゆく。沢の瀬音を聞きながら再び林道に出る。
次に支流のこまどり沢沿いをなだらかに高度を上げてゆく。ウォーミングアップにはちょうどいいルートだ。
登り始めて45分でひらけた「こまどり沢」に出た。ここから本格登山道のはじまりだが、一気に標高は稼げる。
苔むしたシラビソ林に、かつてのトロッコ軌道が残っている。20分間一気に登りつづけると平坦な道に出た。
そこからは数分でみどり池にひっそり佇むしらびそ小屋に出た。
2時間のコースタイムを1時間で登ってきた。いいペースだ ♪
放射冷却の澄んだ空にそびえる天狗岳を映し込んでいるみどり池は圧巻だ。風が無いのでまさに鏡面の水面。
実像と虚像の差がないこの池は、もしやアナザーワールドへの入口だろうか??
湖畔を左に巻いてゆくと、これまた稲子岳をキレイに映し込んでいる。
朝日も当たるようになってきて氷点下から0℃を上回ってきただろうか、上着を一枚脱ぎ去り戦闘態勢に入る。
エクストリーム飲み会の為に時間を取ってはいられない、一気に中山峠を目指す。
(つづく)
撮影日:10月28日
<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4
L IS USM>
みどり池
しらびそ小屋
野辺山高原の夜明け
凍てついた高原
天狗岳モルゲンロート
唐沢橋
こまどり沢
恐竜のような木
トロッコ軌道
天狗岳
鏡面!
全部凍ってる!
稲子岳