会津若松滞在2日目の晩。
録音部は現場からひと足先に帰宿して、さて夕ご飯はどうすんべ?というところで、ひとまず他のスタッフの
帰りを待つことにした。
助手くんと、前夜のカレーやきそばに引き続いて、B級グルメの本命
ソースカツ丼を食べに行こうと目論んでいた。
むらいという出オチ感半端ないバカ盛りカツ丼のお店で、それだけを目当てに会津を訪れようとしていたところに
この出張が決まったので、是非モノで食べに行こうと思っていたのだ。
ところがこの日もまた何人かのスタッフで集まって食べに行くこととなった。
つまりは「むらい」訪問の機会を完全に失ってしまったと言っても過言ではない。
翌日もチャンスはあるが、撮影が撮り終えてしまえば即帰京な上に、定休日なのだ。
失意のまま訪れた店は、小さくて古めかしい地元の居酒屋という佇まいだった。
しかしこの
盃爛処(はいらんしょ)というお店が、ソースカツ丼を忘却の彼方へ葬り去ってくれるほど素晴らしかった。
何度も通い詰めて我々を案内してくれたコーディネーターさんに感謝である。ロケハン時にも通っていたそうだ。
食べログでも相当高評価なお店のようで、吉田類のなんちゃら放浪記でも訪れた名店らしい。
特に日本酒ファンにはたまらないお店のようだ。自分は下戸だが、さすがに日本酒を数種類ちびりと飲み比べた。
酒好きの助手くんも大興奮で、稀少な酒「飛露喜」の黒ラベルをコッソリ頼んだら、もう残りが1合も無いからと
一升瓶ごとタダでもらっていた。その稀少な黒ラベルを剥がして記念に持って帰ってたよ。
自分は酒の価値も味もわからないが、ネットで調べたら一升13,000円くらいするんだね!ひぇ〜(> <)
そして出てくる料理の絶品さに感激していた。自分だけではなくスタッフ全員が。
こう言っては前日食べたお店に失礼だが、馬刺しのクオリティもうんで。
残念なことに料理の写真をほぼ撮っていないのが悔やまれるところだが、全てハズレのない食事だった。
「馬ハラミ串」なんて超美味かったし、もうこれで終わりという半生の「鯨の生姜焼き」も絶品だった。
ついには我々が来るために残しておいてくれた「馬のレバ刺し」は、呆れるほど臭みが無かった。
普通居酒屋での飲み会って、少しは料理が残る残るものだけど、最終的には全く残らなかった。
最後の〆は「いくらの漬け丼」と「芋汁」。これらも我々を唸らせた。もう溜め息しか出ないっす。
今回はソースカツ丼の「むらい」は行けなかったけど、近々晴れた平日休みにでも、紅葉写真撮りがてら
会津を再訪してみようかな。
過去のキャンプでも会津は訪れているけど、改めて隊員たちを連れてってやったら良さそうだなこりゃ。
<iPhone 5>
馬レバ刺し
〆
ホテルの部屋から鶴ヶ城が見えた!
わっぱ飯のロケ弁が包まれていた紅葉の不織布
錦秋までまもなく!