マカオからタカオへ!
マカオ出張の前から計画していた山行に「陣馬山から高尾山までを縦走する!」というのがあった。
いつもならクルマで登山口まで行って、また同じところに戻ってくるピストンかコースを周回して戻ってくる
それくらいしか出来ていなかった。しかし山は、登山口と下山口が違う
縦走が何と言っても魅力ではないだろうか。
低山ハイクではあるけれど、それを可能にできる今回のルートを近場で発見したので、電車やバスを利用して
実現できないものかと作戦を練っていたのだ。
寒波が来ているものの、平日休みで天気予報も文句無しの快晴と来れば、マカオ出張の翌日で自分でもちょっと
アクティブ過ぎると思いつつも、この縦走を決行した。
どのような行程で行ったかと言うと、朝の雰囲気には程遠い初冬の朝5時、まずはクルマでJR高尾駅を目指す。
駅前の甲州街道沿いのコインパーキング(24時間800円)にクルマを停め、6時14分の下り電車に乗った。
2つ先のJR藤野駅に6時27分到着。「陣馬登山口」停留所までのバスがあるが、バスの始発は7時23分。
当然歩くしかないので、今回の登山口である
栃谷尾根登山口を目指して約1時間の街道歩きだ。
タイミング良くモルゲンロートに照らされた付近の紅葉が、これからの縦走を讃えるように赤く輝いていた。
まずは踏切を渡って陣馬街道をゆくと、すぐに「沢井隧道」というトンネルで中央道をくぐらねばならない。
車両の往来とナトリウム灯の怪しい光りで、少々コワイ感じもするが、ここは避けて通れない。
トンネルを抜けると集落に向かって下りがつづき、やがて平坦な道になる。バス通りなので広く快適な一般道だ。
思っていたより早い20分で「陣馬登山口」停留所に来た。そのすぐ先にある「秘境 陣馬の湯」の看板を目印に右折する。
右折してすぐ「一ノ尾根」と「栃谷尾根」への分岐点があったが、今回は栃谷尾根の情報しか調べてないのでそちらに。
次第に車がすれ違うのも大変な坂道となってきた。下調べしたにもかかわらず意外にもここからの道が長い。
要所要所にしっかりとした茶色い道標があるので道迷いはないと思うが、ちゃんと辿って九十九折りの道をゆく。
この辺の土地は柚子が名産らしく、看板や無人販売所が多くあったが、サルの大群がそれらを荒らしていたので
焼け石に水かも知れないが、群れを蹴散らしておいた。
陣馬街道を右折して45分、とうとう栃谷尾根登山口らしき?ところに着いた。(つづく)
撮影日:12月3日
<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4
L IS USM>
夜明け前のJR高尾駅
藤野駅でのモルゲンロート
早朝の中央本線下り
藤野駅(撮り鉄じゃないよ)
JR藤野駅
中央道をくぐる沢井隧道
陣馬街道をゆく
駅から20分で到着
バス停の先の右折ポイント
すぐに「一ノ尾根」と「栃谷尾根」への分岐点
坂道になってくる
九十九折りの登りがはじまる
おっ富士山だ!
栃谷尾根登山口直前のこのヘアピンカーブに・・・
休憩所&トイレあり