2015年 01月 08日
昨年メルセデスと競り合って、日本カーオブザイヤーに輝いたこのMAZDAデミオというこのクルマ。 自分的にも大注目の1台で、ホンダ党の自分も今ではMAZDA魂動デザインにメロメロなのである。 いや、すでにMAZDAのファンになってしまっている。日本中を見渡しても、内外装ともに外国車勢に対抗できる デザイン性を持っているのは、MAZDA車だけであると言っても過言ではないだろう。 今回の試乗は、関東マツダが行っている1day乗りホーダイ!!のキャンペーンに申し込んでの試乗なので、時間、距離ともに たっぷりゆっくり乗れ、その感想を思いのままに綴ってみよう。 今回は国内随一の洗練された内外装を、そして乗り味走り味は次回とに分けて紹介したいと思う。 まずはデザイン面から! <Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM> 高級車がデザイン性に優れているのは当然のことだろう。日本車に於いてはしばしばそれが成立していないことが 多い気がするが、コンパクトカークラスで唸らせられるデザイン性を合わせ持っているクルマが、このデミオ以外に あるだろうか? MAZDAはこのデミオを世界のベンチマークにするつもりだ。これは決して大口を叩いてる訳ではなく、 実際このセグメントを牽引する技術とデザインを引っさげて市場に送り出された。 まずはエクステリアデザインを語ろう。 はじめに目に付くポイントは顔だった。目頭からグリル下までを覆うクロームメッキのラインがハイライトだろう。 グリル中央のソウルレッドのフィンは、どのボディカラーを選択してもこのカラーなのが目を引く。 MAZDA全車に通ずる「魂動」デザインを体現した、流れるような力強さと美しさがある。 コンパクトカーゆえの可愛らしさも存在するのは、自分の中でも賛否あるが、全体的には好印象というよりLOVEだ! 顔は良くてもお尻がプアなデザインが多い中、MAZDA車はフィニッシュまで統一されたデザイン性がある。 サイドミラーの形状を取ってみてもカッコいいし、ホイールデザインも抜かりはない。 ライトも下位グレードでなければ、ヘッドライトはLEDだし、シグネチャーLEDランプも良いデザインだ。 リアコンビランプも全車LEDを装備している。 インテリアデザインは秀逸だ。 今回の試乗車は、最高級グレードのL Packageだった。高価なディーゼルエンジンを搭載する最高級グレードでも車両本体価格が 200万円を切っているのが嬉しいところ。快適装備や安全装備のトッピング大盛りだったからもっと高いけどね。 このL Packageの肝はシートだろう。ホワイトの部分は本革というこのクラスにはない贅沢さ。 黒い部分はクロスからなっていて、中央の赤いファブリックもイタリア車を思わせるオシャレさがある。 ドアトリムも同様だ。インパネ部分の合皮なんか欧州高級車の如き上質感が漂っている。 ステアリング周りのデザインはコックピット感があり、視線の先にはアクティブ・ドライビング・ディスプレイという 透明のディスプレイに、車速やナビのルート誘導が表示され、視線を逸らさずに情報を得られる。 最高級山盛りトッピングだけに、ステアリング上に様々なボタンがあり、パドルシフトも装備されていた。 インパネも質感こそ高くはないけれどデザインは良く、スピードメーターはデジタル、タコメーターはアナログという 最高の組み合わせだ。 エアコンの吹き出し口は、デザイン、タッチともにアウディA1を彷彿とさせ、中央インパネの3つのダイヤルも アウディのような洗練されたデザインがある。ただし、ダイヤルの操作感やボタン類のタッチ感は若干チープで アウディには遠く及ばなかった。 マツダコネクトという、ナビやオーディオ、設定などを統合したシステムが奢られていて、ネットで調べると 批判も多数寄せられてはいたものの、試乗での使い勝手はシステムがわかればわかるほど便利なものであった。 前席中央にあるコマンダーコントロールで、運転しながらのナビやiPodの操作、インターネットラジオの接続、 Bluetoothでのハンズフリー電話や、シートポジションによって変わる前述のアクティブ・ドライビング・ディスプレイの 角度調節などができ、AppleのCarPlayを待たなくてもいいと思えるほどだった。 文句の付どころを探す方が難しいけど、敢えて挙げるならラゲッジスペースを広げるために後席を倒した時、 完全にフラットにならないところだろうか。ラゲッジスペース的には深さがあって良いのだが。。 それと後席の膝周りのスペースかな。コンパクトカーにそこを求めては酷だろうが、狭苦しさはないものの余裕はない。 それ以外の98%に文句の付けようが無い。大したコンパクトカーだ。 シートアレンジや収納は他車に軍配が上がるところもあるが、運転席に座った視界はまるで高級車なのだ。 実車を見てもらえば、これが大袈裟ではないことがわかるはずだ。 自分の好きなクルマの条件に「軽量コンパクト」「デザイン」「高級な質感」「運転が愉しい」「パワフル」「燃費が良い」 があるが、これは誰しも思うことだろう。しかし上記の条件の全てを相入れるクルマはなかなか存在しない。 コンパクトなクルマにパワーもは無いし、パワフルなクルマは燃費が悪い。高級な質感を求めれば、重くて大きい クルマになってしまう。 だがこれらを高度な次元で合わせ持つクルマこそ、このMAZDAデミオなのではないだろうか。
by ymgchsgnb
| 2015-01-08 19:33
| test ride
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