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2015年 01月 09日

試乗記 〜 MAZDA デミオ XD Touring L Package 〜 ドライブ篇

前回の内外装デザインについての感想に引き続き、今回は走りがどうだったかを綴ってみたいと思います。
この1日試乗で乗ったクルマはデミオの1.5Lクリーンディーゼルターボエンジンを搭載したAT車だった。
ディーゼルエンジンと普通のガソリンエンジンの違いを簡単に説明すると、まず燃料が軽油なので、燃料コストが安いこと。
そして低速トルクが豊かなので、排気量2.5Lクラス以上のトルクが、アクセル踏みはじめから出る。
そんなパワーを出力しながら燃費がすこぶる良いこと。AT車のカタログ値で、ハイブリッドでもないのに26.4km/Lという
数値を叩き出す。
エンジン寿命が長いという長所もあって、数十万km走っても大丈夫だ。
短所を挙げれば、高価なことと重量が嵩むということ。エンジンオイルもちょっと高価になることかな。

走りの感想を語る前に、今回の1日試乗での燃費を記しておこう。
走行距離140kmで、メーター燃費は20.3km/Lだった。
走行条件としては、日曜日の大渋滞や山坂道、高速でのフル加速などが入っているので、平日の郊外への
快適ドライブだったら、25km/L近い燃費を出す自信がある。

では試乗記をどうぞ。。

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
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少々見づらい位置にあるエンジンスタートボタンをブレーキを踏みながら押す。
「ブルルンッ」と大きめな武者震いで体が揺すられた。昨今のクリーンディーゼルは静粛性が増したなどと聞くが、
静粛なエンジンとは言えないだろう。「ガラガラ...」とディーゼル特有のアイドリング音が室内にも響いてくる。
アクセルを踏み一段とその音が増したと思うと、元々軽めの車体がさらに軽々と力強く前に出た。
ただし、いきなり「ドカン」と押されるような出力特性ではなく、若干マイルドにトルクが立ち上がる。
2速、3速と2,000rpmに達する前にシフトアップしてゆくと、ロードノイズに紛れてエンジン音は掻き消され
ディーゼルエンジン車に乗ってる感覚は薄れてゆくが、溢れるトルクがそれだと認識できる。
自分が今乗っているクルマはコンパクトカーなのに、そこからは想像できないパワーがモリモリと湧き出てきた。

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信号などの停車時はi-stopというアイドリングストップ機構で、条件が満たされればエンジンが停止する。
ここでなるほどと思ったシステムがあった。アイドリングストップが不要な際はスイッチでi-stopを解除できるが、
停車時に軽くブレーキを踏む程度であれば、エンジンは停止しない。そこで、ブレーキを少し踏み増すと
見事にエンジンが停止する。これはちょっとした停止時にいちいちアイドリングストップする煩わしさから
解放される嬉しい機構だ。
ただディーゼルエンジンだけにアイドリングストップの際や再始動の際は振動も大きく、ハイブリッド車ではないため
その度にセルがけたたましく鳴る。ストップする際も車内に音楽やラジオがかかっていないと、エンジン音と
静寂のギャップが大きい。

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ドライビングポジションで言うと、他社のこのクラスのステアリングがどうか詳しくないが、チルト&テレスコピックの
調整が効くのが嬉しい。
ウインカーも軽く押し戻すだけで3回ウインクしてくれるのは、アウディの時のようでレーンチェンジの際に楽だ。

足元の空間はスペースが広く、アクセルとブレーキペダルの位置を最適化しているそうだ。
特にアクセルペダルはオルガン式で、高級車のような感じがする。自分の好みのブレーキフィールは、
少しの踏み込みでカッチリ制動をはじめて欲しいけど、やや多めの量を踏まないと制動感が無いかも。

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ミッションの具合はどうか。
このクラスのクルマであれば、ミッションは大抵燃費だけを追い求めたつまらないCVTが関の山だが、
デミオはちゃんとした6速ATである。しかもSKYACTIV-DRIVEというタイヤ1回転ほどの動きでロックアップするという、MTミッションのような機構なのだ。
確かにすべり感はなく、ダイレクト感はほぼMT車に近かった。もう少しアクセルからの反応が早ければ
全然AT車で十分に満足出来るだろう。
実は後日、MT車にも別のディーラーで試乗もしているのでSKYACTIV-MTの感想を述べると、
シフトフィールがスゴク良い!いわゆる「コクコク」と軽いタッチで、1速〜2速〜3速とストレスなく吸い込まれるように決まる。
意外にもショートストロークめで、意味もなく弄っていたくなる感覚だ。
ただギア比の1速と2速がやや離れているので、1速でちょっと引っ張ってやる必要がある。
ただしトルクフルなので、すぐに2速へ入れても大丈夫だが、ちゃんと引っ張ってやった方がスムーズな気がした。
1速を引っ張るとエンジン音がうるさくなっちゃうんだけどね。。

ここで問題なのがAT車とMT車の違いだ。
ATは25.5kg-mなのに対し、MTは22.4kg-mと非力なのだ。ただトルクバンドはMT車の方が広い。
燃費の方はAT車が26.4km/Lで、MT車が30.0km/Lなのだ。燃費を取るか、トルクを取るか。これは悩ましい!
MT車は、普通のちょい乗り試乗だったので、もっと乗らないとAT車とは比較できない。

では1日試乗したAT車でのシーンごとの走り味を記そう。
快走する平坦路では、余裕ある走りでコンパクトカーに乗っている感覚は全くなく、良いクルマに乗ってる感満載だ。
渋滞路は、i-stopでのエンジン停止&再始動が気になるが、燃費のことを思えば積極的にアイドリングストップさせたい。
頻繁なストップ&ゴーではさすがに燃費は伸びないが、普通の市街地走行では平均燃費が伸びてゆくのが素晴らしい。
交差点での左折ではステアリングのギア比がもう少しクイックだと、「10時10分」のハンドポジションを変えずに
楽々曲がれるのになと思うが、スポーツカーでもないからそれを望むのは贅沢と言うものか。。
山坂道へ持ってゆくと、アクセルを踏み増さなくても余裕で山を登ってゆく。ひと度踏み込めば、馬鹿みたいなトルクに
後押しされて、グイグイ加速してゆく様に笑みがこぼれる。
ワインディングでは、頭に思いディーゼルエンジンが搭載されているので、軽快というよりドッシリ感があった。
高速道路での100km/h巡航時のエンジン回転数は1,800rpm。巡航時のステアリングの安定感は欧州車クラスと言えよう。
この直進性は安心感がある。
料金所後のフル加速では、パドルシフトで1〜3速を5,000rpmまで回し切った。これはもう獰猛な加速だった。
スバルのWRXと遜色ない加速感だった。素晴らしいのひと言のトルクである。瞬間燃費は3km/Lだったけどね。笑

そして1日試乗を終えて、クルマを返却する時には、今の残債を清算してでもデミオが欲しくなっていた。ヤバイ!
このセグメントでこの質感、この走り、このパワー、この燃費。只者ではないぞっ!!!

by ymgchsgnb | 2015-01-09 12:00 | test ride | Comments(0)


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