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2015年 03月 07日

北八ヶ岳お気楽スノートレッキング(4)

麦草ヒュッテ前でのランチ休憩を終え、出発したのが午後1時ちょうどだった。
ここからロープウェイ山頂駅まで引き返す訳だけど、同じ道を戻るつもりはなかった。
同行者の計画では、麦草ヒュッテから比較的平坦な森を抜け、雨池という池に向かい、そこから
雨池峠に戻ってゆくつもりだった。
しかし麦草ヒュッテから雨池方面のルートにトレースは無かった。ラッセルを覚悟して雨池へ向かうか、
来た道を引き返し山をふたつ越えるかの究極の選択を迫られた。
茶臼山への登り返しは避けたかったので、ラッセル覚悟で雨池方面を選択。

同行者が先行して道を切り開いてゆくが、ノートレースにしては適度に雪が締まっていて、そう歩きにくくもない。
目印のリボンを辿ってゆく。時折パウダースノー帯もあり楽しめた。
世界は我々ふたりの雪を掻く音のみ。風の音もない無音の世界。雪に囲まれ音の響きも無い。
途中リボンを見失ったが、その先に林道があるのを彼は知っていて、多少ルートからズレたが無事林道に出た。
しばらくの林道歩きのあと、雨池への分岐からまた樹林帯を歩く。この辺りは雪だんごに悩まされた。
1歩足を進める度にワカンに重く纏わりついて仕方がない。

そして麦草ヒュッテから1時間10分。森の樹々の間から白く光る光景が見えた。そこが雨池だった。
思っていたより広い。同じ北八ヶ岳では白駒池に匹敵する大きさかも知れない。
しかも土曜なのに誰もいない我々の独壇場だった。トレースもなく誰も足を踏み入れていない感がたまらない。
30分ほど年甲斐もなくはしゃいだ。凍った池に寝転がったり、無邪気に走ったり。「ヤッホーー!!」
などと叫んでみると、見事にこだまが北八ヶ岳に響き渡るサラウンド。音像が移動してゆく。

この時思った。厳冬期登山は厳しい面があるけれど、スノーハイキングは続けて行こう!。
来シーズンにはスノーシューも買って、それ用のクルマに買い替えできたらいいなと。
(つづく)

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
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トレース無しの道を選択
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スノーシューにのペースにはついて行けなひ(;´Д`)
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林道出合
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雨池へ
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雪だんご
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掘っても掘っても池は出てこない
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by ymgchsgnb | 2015-03-07 21:05 | outdoor | Comments(0)


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