雄山には50分程滞在して、同じルートで下山です。
登りの際にもグズついていた雪の急登がさらに腐り、少々怖かった。
アイゼン、ピッケルを装備しているからと過信はできない状況。浮石に注意しながらも
なるべく岩場のそばを下ったが、一ノ越山荘手前の斜面では一瞬足を取られた。
行きも帰りも一ノ越山荘を覗くことなく、一気に室堂を目指した。ここからは小走りで下れるくらいの斜面と雪質。
途中、鳴き声に誘われ雷鳥さんに再び御挨拶できた。
雄山から室堂まで1時間10分で駆け下ってこれたので、時間的にも余裕ができ、ショップを見歩いたり
せっかくなので雪の大谷にも立ち寄ろう。
しかし室堂は、そんな私の気分を削ぐ状況だった。
ターミナルが中国語とタイ語が喧しく飛び交っていた。そこは日本ではなく、アジアの喧騒に舞い込んだようで
モラル無き人の流れでまさに「シッチャカメッチャカ」。。
ショップ巡りを回避し、雪の大谷へ向かう。
例年に比べ5m以上も積雪が少ないようではあるが、今年の最高地点は13m。
その最高地点まではターミナルから徒歩約10分、1km弱歩くことになるが、その道すがらも
アジア系団体客の人混みに辟易した。
義務的に写真を撮り終え、1秒でも早くその場から立ち去りたい思いにかられ、どこにも寄ることなく
14時15分のトロリーバスで扇沢へと戻っていった。
しかしその喧騒はトロリーバス、ロープウェイ、ケーブルカーと扇沢までずっと続く。
無垢の雪山、遥かな峰々、雷鳥との対面に癒された山行であったが、駐車場のクルマでひと息つくまで
忘却の彼方になっていた。
高原の春を見上げながら露天風呂にとろけ、素敵な思い出以外を編集で削除して、その日一日を脳内再生した。
アルペンルート、雪の立山、安曇野から信濃大町にかけての素晴らしい土地。今では弾丸で行って良かった。
<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
雪の大谷
室堂の喧騒
お隣りのイカつい龍王岳
雪質は大根おろし醤油
駆け下ります
山滑走の方たち
またもや雷鳥さん!
シュプール
地獄谷
みくりが池の近くまで立ち寄ってみた
立山を振り返る
相変わらずいっぱいいる
これでも例年より5m以上低いんだって
室堂ターミナル
立山トロリーバスにて
ロープウェイ
ケーブルカー
黒部ダム
黒部湖
扇沢の猿
無料駐車場