前回の焼岳は紅葉の肩透かしを食らった感じなので、東北から北関東の山々へとやってきている
紅葉前線を追いかけに、いつものように弾丸でクルマを走らせた。
夜中の2時に出発して一般道と高速を半々使い、明るくなった頃那須に到着した。
那須湯本温泉方面へと登ってゆくクルマが他にも多く、紅葉時期なので平日でも混雑は免れないかもと
駐車場の埋まり具合を気にしていた。
那須ロープウェイの乗り場を過ぎて、午前6時前に峠の茶屋駐車場へやってくると意外にもガラガラで
先程の思いは杞憂に終わった。
前日の雨の回復が遅れる予報だったが、青空優勢の空。山の上は少し雲が張り付いている状況だった。
支度を手早く済ませ登山口へ。まずは峠の茶屋跡避難小屋を目指す。
はじめは行楽客でも歩けるように整備された登山道。中腹は紅葉の盛りで、隣りの尾根が
輝かしい秋色に染まっていた。
すぐに樹林帯が鳴りをひそめると、徐々に荒々しい火山の麓の様相に変わっていった。
そして厄介なガスが濃くなってゆく。
麓は晴れているが、しつこく張り付いているガスは早々には取れそうになく、行く手の避難小屋は捉えているが
ガスの中にシルエットとして佇んでいた。
登山道は終始なだらかで登りやすく、急登は一切存在しない。ウォーミングアップには最適な道だ。
写真を撮りながらゆっくり登ったにもかかわらず、わずか45分で峠の茶屋跡避難小屋に到着した。(つづく)
<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
県営無料駐車場
白河の街かな?