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2017年 10月 16日

錦秋涸沢日帰りハイク(5)

帰りの方がずれ違いの渋滞は多かった。皆んな続々と涸沢を目指して登ってゆく。
目的は皆同じだ、涸沢の紅葉が見たいのだ。会話を聞いてわかるが、大陸からの登山客も増えているようだ。
大陸の方が日本より桁違いの風景がありそうなもんだけどね。
すれ違いで登ってゆく人たちには残念だが天気は下り坂で、翌日は稜線では雪予報。
もう晩秋から初冬になる北アルプスでございました。
自分は翌日も休み予定だったけど、そんな天候もあって宿泊はせずにこうして日帰っているのだ。

本谷橋前後は特に混んでいた。涸沢から本谷橋までは1時間弱で下れるところを65分、本谷橋から横尾までは登りと同じ50分かかった。
これでも空いてるところは、早歩きが炸裂してるんだけどな。
別に急いで帰らなきゃバスの最終に間に合わないって訳じゃないんだけど、横尾からの平坦路をひとりでてくてく歩くには
もう飽き飽きなので、スピード勝負とばかりに早歩きをしてしまう。
おかげで横尾〜上高地をノンストップで歩いて11kmを1時間50分。我ながらなかなかの好タイムではないだろうか?

昼前まではやや薄雲が出ていた空は、完全に雲ひとつない澄んだ秋晴れになっていた。
翌日が天候不順の代わりに、この日北アルプス入りした人への天からのプレゼントのような晴天だ。
河童橋は秋の観光客で混雑していた。上高地周辺の紅葉の見頃はまだ先だと思うが、いつ来ても晴れた上高地は素晴らしい。
梓川の流れは目を丸くするほど美しく、冷たく清らかだ。こんな景色を毎日見ながら生活できたら、どんなに素晴らしいかと毎回思う。

いつもの平日に比べてバスターミナルも混み合っていた。往復券よりは割高だが、帰りは15時50分のバスに乗って帰る。
沢渡バスターミナルの清潔なトイレでカラダを拭いて、着替えをする。
毎回思うのだが、飛騨側の平湯に比べて、沢渡は温泉施設に乏しい。沢渡辺りに仮眠もできるような大型温泉施設があれば最高なのに。
今回も遠く諏訪湖畔まで移動して片倉館の千人風呂で湯浴みした。20年振りくらいで味わった石が敷かれた深い風呂。
ライトアップされた昭和初期に建てられた洋館が美しかった。

「涸沢の紅葉」という、山をやっている人のひとつの課題をクリアした感がある。まだまだクリアしなければならないロケーションはあるが
ゆっくりと焦らず、人生をかけて辿っていこう。


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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
上高地
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SUUNTO Movie



More・・・・・あと20枚、涸沢〜上高地までの帰り道の写真があります!!!!!

by ymgchsgnb | 2017-10-16 08:00 | outdoor | Comments(0)
2017年 10月 15日

錦秋涸沢日帰りハイク(4)

涸沢ヒュッテのテラス席ではオーナーの山口さんが取材を受けていた。「日本の名峰・絶景探訪」でもお馴染みの華恵さんもいたりして
テレビカメラはいなかったので何の取材だったんだろ?

昼時に近くなった涸沢は、ヘリコプターが往来して涸沢ヒュッテ涸沢小屋へ頻繁に荷揚げを行なっていた。
その度に登山客の脚光を浴びるヘリ。

紅葉の時期になると涸沢のテント場には1,000張を超えるテント村が出現する。
周囲の紅葉に負けないくらい華やかで色とりどりのテントが広がる光景も見てみたいものだが、その時はテント場も山小屋も
激混み必至なので、生活環境は最低だろう。
その環境を越えた先には美しい景色が待っていて、天気さえ良ければ、夜は満天の星空とイルミネーションのようなテントの明かり。
そして明け方には穂高の山肌を赤く染めあげるモルゲンロート。これは是非生で見てみたいものだ。

以前は涸沢小屋へ行ったりしたけど、今回の滞在は涸沢ヒュッテの周辺のみでまったりしていた。
パノラマコースを散歩したりしてみたかったけど眠かったし、それはいつか涸沢に滞在した時に取っておこう。
そして正午を待たずして、午前11時30分にそんなものは無いが後ろ髪を引かれつつ下山を開始した。


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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
涸沢圏谷
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ナナカマドと北穂
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More・・・・・あと13枚、涸沢での絶景タイムの写真があります!!!!

by ymgchsgnb | 2017-10-15 09:00 | outdoor | Comments(0)
2017年 10月 14日

錦秋涸沢日帰りハイク(3)

午前9時50分、涸沢に到着。
まずは涸沢ヒュッテのテラス席に荷物を置いて寛いだ。見渡す限り秋色だ。

初めて来た時の曇天とはまるで世界が違ってみえる。
曇りがちになってきたけど秋晴れの、険しい岩稜帯のグレー、崩れゆくガレ場の白、氷河に削られ山肌が堆積したモレーンには
が多めで、草紅葉に黄色や広葉樹のオレンジ、ナナカマドはく燃えるようだ。
テラス席から見渡しただけでも、ダイナミックかつ鮮やかな景色が眼前に迫り、それらを写真に収めてゆく。
ついついシャッターを切るが、後で見返すとどれも同じような写真あるある。
それほど夢中で撮影してたのであろう。

そんな涸沢でも花より団子、いや山より団子と言うべきか、そんな食い気が頭を擡げる。
ヒュッテのテラス席は満席にはギリギリならない程度の混雑具合で、多少テーブルに余裕があった。
午前10時は、山では絶賛ライチタイムと言って良い。テラス席の売店は、食事を求めた登山客で列を成している。
ある程度の食糧は持って来ているが、自分もおでんを頂いた。がんも、白滝、大根、卵、ちくわで600円。
山小屋と言えど、そこまで法外な値段ではないのが嬉しい。そりゃ飛ぶように売れ、そして売り切れる訳だ。
おでんと、フリーズドライパスタ、コンビニスモークチキンなどでお腹を満たした。
この秋に燃える穂高の峰々に包まれながらのテラス席での食事は、贅沢極まりないひとときだ。

寝不足でここまで来たし、お腹も満たされ、晴れていて風もほとんど無いので、実に心地良く眠ってしまいそうだ。
本当にこのまま日帰りで帰るのが勿体無いと、つくづく思うのであった。


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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
涸沢
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おでんランチ
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More・・・・・あと11枚、涸沢での贅沢タイムの写真があります!!!

by ymgchsgnb | 2017-10-14 08:00 | outdoor | Comments(0)
2017年 10月 13日

錦秋涸沢日帰りハイク(2)

横尾大橋を渡ると「ここから先は登山エリアです」の看板。しっかりした装備がない者は入るべからずとなる。
しかし本谷橋までは比較的平坦で、お気楽トレッキングではある。
このルートは2年振りだけど、さらに登山道の整備がされていて歩きやすくなっていた。
付近の山小屋スタッフの尽力に感謝感激である。

そこそこすれ違い渋滞はあったものの50分程で本谷橋へ着いた。
沢に吊り橋が架けられた名所で休憩適地。河原でたくさんの登山客が休憩していた。
私は休憩せずに歩き続けたが、この先が本格的な登山道になるので、しっかりした登山靴が真価を発揮する。
橋を渡った後からいきなり急登になるので、息も上がり額に汗もにじむ。
さらに涸沢から下ってくる登山客や団体も一段と増え、ますますペースが落ちる。
一気に標高を上げる急登のおかげで、それまでの景色から一段と紅葉が広がり、気分もさらに高揚した。

北穂高岳南岳を仰ぎ見て、徐々に奥穂高岳涸沢岳の稜線が見えてくる頃には、辺り一面の紅葉が真っ盛りとなった。
以前、紅葉狩りで涸沢を訪れた時は曇天で、稜線に雲が張り付き、ピークを過ぎた紅葉も相まって暗い発色の残念な涸沢だったが
この日は夢にまで見た涸沢の紅葉がついに見られる。若干薄い雲が出始めているが稜線はクッキリと見え、得も言われぬ秋の
色づきを見せている。
涸沢へはまだ到着していないが、晴れている内に撮影しておこうと足取りも止まる。
前回は本谷橋から涸沢まで70分だったが、今回は80分かかった。道幅も広くなるので、すれ違いのタイムロスは少なくなるが
周りの景色がそうさせたのだろう。

そして、錦秋の涸沢へと誘われる。


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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
屏風岩
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秋の涸沢が待っている!
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More・・・・・あと17枚、横尾〜涸沢までの写真があります!!

by ymgchsgnb | 2017-10-13 08:00 | outdoor | Comments(0)
2017年 10月 12日

錦秋涸沢日帰りハイク(1)

自分のヤマレコの統計を見ると、8月や10月より圧倒的に9月の登山回数が少ない。忙しいんだろうね。
でも本当は9月が一番山へ行きたいんです。富士登山から山登りをはじめて10年くらい経ったが、ずっと憧れていた涸沢の紅葉
その紅葉のピークは大体9月の終わりから10月の頭。しかし仕事と台風に阻まれ失われた10年。
今年も例に漏れず9月の山行は無し。10月頭のチャンスも仕事に潰された・・・・かに見えた。
連チャンが続いてたシフトを憂いてか、デスクが急遽休みを与えてくれた。その日を逃せば翌日は雨予報だし、紅葉のピークも
どんどん過ぎてゆく。躊躇はなかった。帰宅後、弾丸で沢渡を目指し、夜の中央フリーウェイをゆく。

午前3時に沢渡バスターミナル駐車場に到着。さすがの紅葉時期、平日なのに第1駐車場は95%埋まっている感じ。
少し車内で仮眠をする。天候は晴れ予報だが、この秋一番冷え込むという通りに凍えてあまり眠れなかった。
5時10分のバスの始発に合わせて支度をはじめる。歩いて暑くなることを想定した服装ではさすがに凍える。
気温は5度ちょっとだっただろうか。
平日ハイカーの私は、朝からバスターミナルに数十人いる光景は珍しい。始発ギリギリまでチケットが発売されないので、自然に列ができ
先頭から10人目程にいた。すると、乗合タクシーの案内人が元々拾っていた3人を招集し「あと1名様おりませんか〜」と声をかけるので
すかさず手を挙げ、4人目の乗客になった。
バスのチケット発売前に我々を乗せたタクシーは出発。上高地へとつづく釜トンネルも5時の開門より少し前に開門していたようで
5時ちょうどにトンネルを突破。新宿発のバスと時を同じくして上高地バスターミナルへ到着できた。
始発バスより30分は早く到着できたので得をした。4,200円のタクシー料金を4人で割った1,050円を支払い身支度を整える。

この日の服装はドライレイヤーをベースに長袖Tシャツ、そしてウインドストッパーの薄いアウターだ。今はまだ寒いが歩き始めれば
温まるはず。まだ真っ暗な上高地、ヘッドライトを点灯し、まずは河童橋を目指した。
バスターミナルはバスの乗客などでたくさん人がいたが、素早く支度して歩き始めたので、河童橋にはまだほとんど人がいなかった。
写真は肉眼とほぼ同じ露出にしてるので、どのくらい暗かったかがおわかりになるだろう。

5時30分、河童橋を後にして歩き始めた。涸沢を日帰りで行って来いするには少しでも早く出発するに越したことはない。
小梨平キャンプ場を過ぎると、空が白みはじめヘッドライトもすぐに要らなくなった。
6時ちょうどに明神に到着。前日から泊まっていたであろう人たちが明神館前で空を見上げていた。
朝日に照らされた明神岳が赤く染まり始め、モルゲンロートになる。
写真を数枚撮って再び歩き始める。6時40分、順調に徳沢に到着。徳沢園キャンプ場でも朝の支度が始まっていた。
私もここで休憩して、コンビニおにぎりをパクついた。

上高地始発組の中では先頭を切って歩いて来たが、徳沢辺りへ来ると登山客が大分増えてくる。
明神や徳沢出発組もいるし、横尾や涸沢から帰ってくる人たちもいるからだ。
徳沢〜横尾間では団体客とも何度かすれ違った。「山あるある」で団体とすれ違うと挨拶が大変なんだよね笑
7時30分、上高地から11kmの位置にある横尾に到着。ここまで梓川沿いのほぼ平坦な道で、道も比較的広くすれ違いも問題ないが
ここから始まる山道からはそうは行かない。
有料(100円)トイレで用を足し、本格的な登りに備えアミノ酸を摂取して挑むのだった。

撮影日:10月5日


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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
未明の河童橋
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明神岳モルゲンロート
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More・・・・・あと13枚、上高地〜横尾までの写真があります!

by ymgchsgnb | 2017-10-12 08:00 | outdoor | Comments(0)
2016年 10月 12日

紅葉を愛でに?焼岳へ(4)

焼岳小屋から上高地へと笹原を九十九折りに下ってゆきます。
広く感じるけど道は狭く、笹原に足を踏み外せば滑落してゆくこと必至なので気を抜かずに注意です。

笹原から上高地方面へ斜面を跨ぐと、ワイヤーやクサリの架かった平坦な岩の斜面がになる。
そしてすぐに、ほぼ垂直の3段アルミハシゴが現れる。
しっかり岩場に括り付けられているので、意外にも安心して下ることができた。
あとはひたすらに林道まで大した紅葉もない樹林帯を下山してゆくのであった。

林道を経て梓川に架かる穂高橋、田代橋を渡って対岸に渡り、河童橋を目指します。
上高地は紅葉時期なので、登山客と行楽客で賑わいを見せていた。
奥穂高岳には雲がかかっていて、河童橋からの秋のスッキリとした景色は見られなかったけど
いつ来てもここはイイネ。
河童橋から見る岳沢は黄緑といった感じで、噂通り赤い紅葉は目立たなかった。

休憩することなくバスターミナルへ戻り12時55分のバスで中の湯(運賃770円)へ向かった。
中の湯のバス停は、釜トンネルを出てすぐにある。
ここからはクルマの停めてある中の湯旅館温泉を目指し、九十九折りの車道を歩いて登ってゆくのだった。
コースタイムで釜トンネルから中の湯までは55分と、かなり長い道のりだ。
朝とは打って変わって、道を覆い尽くしていた枝葉は無くなっていたが、除去したのか
車通りで自然に無くなっていったのかはわからない。
実際は40分で中の湯温泉旅館に到着できた。
何故登山口ではなく旅館前に駐車したのかは、はじめに余計な登りを強いてでも、この登りを少しでも
短くしたかったからだ。

そして登山後の温泉はもちろん中の湯温泉旅館
駐車場の目と鼻の先にあるのがありがたい。それよりも何よりもここの温泉が素晴らしかった。
山中にある日本秘湯を守る会所属の旅館で、それでいて鄙びていず立派だ。
単純硫黄泉の温泉で焼岳の火山の恩恵を存分に味わった。露天風呂からは穂高の峻峰が眺められた。
前穂高岳の1峰から5峰までの階段状の峰々も圧巻だった。
いつかここに前泊、もしくは下山後に一泊してゆくなんて贅沢をしてみたいものだ。

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
3段アルミハシゴ
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河童橋
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More・・・・・あと29枚、上高地へ下山後の写真がありま〜す!!!!

by ymgchsgnb | 2016-10-12 08:00 | outdoor | Comments(0)
2016年 10月 11日

紅葉を愛でに?焼岳へ(3)

山頂での天候は良いとは言えなかった。
天空には青空が見えてても、周囲の山々の展望が利かない。これは山頂にいて一番残念なことだ。
結局ほとんど展望がないまま30分も滞在してしまった。
昼にかけて天候は回復傾向にあるが、時間はまだ9時を回ったところ。
このまま待てば晴れるかもしれないが、焼岳に長時間滞在することは得策ではないと判断して
下山を開始した。しかしその判断を嘲笑うかのように、下って行くと北峰から雲が取れてゆくのだった。

焼岳小屋方面への下りは、浮石が多く溶岩帯のガレ場でさらに荒涼とした風景だった。
岩の色も地獄のような色彩だ。
30分ほど下った鞍部に分岐点があった。標識も何もないがここが中尾峠(2,100m)だったようだ。
焼岳小屋へ行くには、直進して目の前のピークへ登り返してゆく。
焼岳の展望が良いので展望台(2,150m)という名のピークらしい。
展望台から僅かに焼岳小屋の緑色の屋根が見えた。

下山開始から45分で焼岳小屋(2,080m)に到着。
ザックを下ろして小屋の売店を物色すると、焼岳Tシャツが売っていたのでもちろん今回も買った。(つづく)

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
焼岳北峰(2,444m)
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焼岳小屋
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More・・・・・あと22枚、焼岳小屋までの下山写真がありますよ!!!

by ymgchsgnb | 2016-10-11 08:00 | outdoor | Comments(0)
2016年 10月 10日

紅葉を愛でに?焼岳へ(2)

下堀沢という谷に出合うと、方向を変えて沢沿いに登ってゆく。
ようやくナナカマドの赤が目立ってくるのだが、紅葉の盛りとは言えないくらいの感じだ。
ほとんどのナナカマドの葉は地面に落ち、クスんだ色で足元に広がっている。
沢に出てから樹林帯は終わり、徐々に荒涼とした火山らしくなってくる。
こうなると新中の湯ルートでの紅葉はもう望めないだろう。

草紅葉と溶岩が広がる行く手の斜面を見上げれば、鞍部の岩峰から火山性ガスが噴気しているのが
わかるようになってきた。と同時に硫黄の匂いも強くなってきた。
標高を稼いでその岩峰に近づくにつれ、驚くことに気がついた。
登山道を指し示すペンキの丸印が、その噴気しているガスのすぐ近くを通っている。
稜線を越えてくる西風によって、登山道方向へとガスが棚引いている。
あそこを通る際は風向きのタイミングを見計らって素早く通らないとヤバイかもと思いながら
ガスを吹き出す岩峰の側までやってきた。

火口湖が見え、険しい岩場がそれを囲んでいる。焼岳には南峰北峰が存在するが、南峰及び火口湖周辺は
立ち入り禁止だ。しかし自分には行く手の岩場のトラバースルートの方が、火山性ガスに覆われていて
通行禁止レベルにみえる。しかしそこを通らない限り先へは進めないようで意を決する。

硫黄の匂い、つまり硫化水素を多く吸い込まないよう、一応タイルで鼻と口を塞ぐ。
黄色の蛍光色をした岩場の噴気孔から吹き出すガスが上へと立ち上り、風が弱まったと見るや
一気に突き進んだ。ルートがよくわからない部分もあり少々焦ったが、落ちついてトラバースを進む。
タイミングよくガスには巻かれず通り切ることができた。
最後の岩場を乗り越え見えた上高地側の岩場には、さらなる噴気孔を持った岩場が広がっていた。
すぐ横に見るからにわかる溶岩ドームがあり、その奥には黄色い岩場と噴気孔。
北峰山頂方面へは、その溶岩ドーム脇から岩場のペンキ印に従って這い上がっていくしかない。
山頂付近には明確な案内標識は存在しないので、地図を参考にしよう。

またも黄色い岩場のすぐ横を通り、両手を使って登らような岩場を越えた先に焼岳北峰が見えてきた。
それまでの荒涼とした火山の景観とは違い、広めで優しく過ごしやすそうだ。
活火山としては、なるべくそこに留まるべきではないだろうが、そこは自己責任。
ここで最低限の写真撮影、軽食、休憩を取ることにした。(つづく)

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
ガスを噴気する岩峰が見えてきた
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溶岩ドーム
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More・・・・・あと21枚、焼岳北峰までの写真がありますので見てってよ!!

by ymgchsgnb | 2016-10-10 09:07 | outdoor | Comments(0)
2016年 10月 09日

紅葉を愛でに?焼岳へ(1)

とうとう9月は山に登れませんでしたよ・・・。
北アルプスが紅葉になる9月下旬なんて一番山へ行きたい季節で、9月も半ばとなると焦燥感すら抱く。
仕事の忙しさと、憎むべき秋雨前線のいたずらによる超長雨の影響で山には行けなかったのです。

10月になってしまったけど、ギリギリ紅葉間に合うかな?と、出張の合間を縫って涸沢でも
弾丸ピストンしてこようと思っていた。
しかし涸沢日帰りなんて本当はしたくない。だって勿体ないもん。
そんな折、岳沢の紅葉も見頃という情報を目にし、岳沢なら河童橋からちょっとピストンしてくればいいし
手頃な感じはある。行ったこと無いしいいかも。
しかし前穂まで行くならまだしも、岳沢小屋までをピストンするのはあまりに単純で短時間で行けてしまうだろう。
翌日からの出張を思えば、とっとと登って帰ってくるのもいいだろうけど、他にどこか無いかと探していると
焼岳に思い当たり、即決したのだった。

台風が温帯低気圧に変わりながら列島を横断していくのとすれ違いざまに、北アルプスを目指し
夜の高速をひた走った。
いつもの沢渡ではなく、マイカー規制されている上高地の入口である釜トンネル近くから、旧安房峠方面へ
九十九折りの山道を登ってゆく。温帯低気圧に振り落とされた枝葉が道を覆い尽くし走りづらい。
7号カーブまでターンしたところで中の湯温泉旅館が見えてきた。
登山者は旅館の敷地内に駐車することができない。従って旅館から30m程登った路肩スペースに駐車する。
今回登る新中の湯ルートの登山口前には、実は広めの路肩スペースがあるのだが、帰りのこと考慮して
登山口の下方にある旅館前にクルマを停めたのだ。何故かは最後までブログを見てもらえばわかります。

支度を整えると、旅館建物の右脇から新中の湯ルート登山口への直登ルートを登ってゆく。
10分程で登山口駐車場に到着だ。登山口を歩き始めるとすぐに、活火山警告看板は目に入る。
現在は噴火警戒レベル1だが、噴気活動が盛んな山なので注意するようにと書いてある。
御嶽山の噴火が記憶に新しいが、ここも見るからに活発な活火山。自己責任で行こう。

しばらくは樹林帯歩きになるが、倒木までは無いものの多くの枝葉が散乱しており(たぶん)この日の先頭を
歩く者として、邪魔な枝などは除去しながら歩くことに努めた。
樹林帯に紅葉箇所はほとんどなく、むしろ新緑の感じすらあったのは意外だった。

明け方は星空も見えていて、回復傾向の予報とともに期待が持てたが、実際が朝日を雲が覆っていた。
時折ガスも出てくるわ、風で雫が雨のように落ちてくることもあった。(つづく)

ヤマレコはこちら ↓  ↓  ↓

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
中の湯温泉旅館
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More・・・・・あと16枚、新中の湯ルートの写真がありますよ!

by ymgchsgnb | 2016-10-09 22:47 | outdoor | Comments(0)
2016年 09月 08日

五龍岳日帰りピストンはつらいよ(4)

あまり休憩をせずにガシガシ登ってると、太腿の膝上辺りが攣り出すんだけど、今回も例に漏れずそんな感じに。
滑らないように緊張して、いつもと違う筋肉も使ってるようなので、攣ったことのないところまで攣り出した。
極め付けは、五竜山荘から白岳へ登り返している時のこと。ガレ場の九十九折りを登っていて右太腿が痙攣した。
太腿全体が攣って酷い痛みに襲われた。普通、攣ると筋を伸ばしたりして対処するのだが、この時は
何をしようにも攣りが収まらず、濃霧の稜線でひとり呻き声を上げ悶絶した。
このままだとゴンドラに間に合わない。時刻は13時30分。ゴンドラの運行終了までちょうど3時間。
多少急がないといけない時間だが、しばらくその場から動けずにいた。

10分くらいしてようやく歩けるようになった。ここからは下りだから、激しく筋肉を使わなければ
痙攣を起こすことはないだろう。
滑りやすい岩場で何度か転け、その際にふくらはぎが攣った。それでもクサリ場や階段を次々にクリアしてゆく。
深く沈むぬかるみや、雨の中ゲーターを装着しなかったのもあって、登山靴の中で不快な感触もしていた。
帰ったら登山靴のケアをちゃんとしないと大変だ。(現時点でなんとか汚れは落としたが、今まで一切
臭いがなかった靴が臭うようになってしまった)

登山時に憂いていた中遠見への登り返しはなかなか堪えた。攣らないように焦らず登る。
すると、今まで一切なかった眼下の谷筋が見え出した。南側には鹿島槍ヶ岳の国内4例目の氷河との呼び声が高い
カクネ里雪渓らしきものも見えた。そして信濃大町や安曇野方面も見渡せてきた。
急に晴れ出したのだ。もっと早く晴れてくれよ〜と心から思ったが、稜線は未だ厚いガスに覆われていた。

最終ゴンドラまであと1時間。白馬村の景色と共に地蔵の頭がクッキリ見えてきた。
あそこまで行けばリフト乗り場はすぐそこ。しかしわかっている、ここから先は階段地獄なのだ。
下りの階段もなかなか酷なものがある。今回はストックを持ってきていないので、太腿へのダメージも大きく
膝も悲鳴を上げてきていた。
下山しながらカラダは捻れ、顔が歪む。本当に最後の階段区間が長く感じた。

そして15時40分、無事に?リフト乗り場に到着。最終リフトまで残り35分だった。
高山植物園は観光客で賑わっている。自分とは対照的な姿だった。その中で自分だけ完全に浮いている。
クタクタになっている私は、迷うことなくリフトに乗り込む。はっきり言ってゴンドラ乗り場のアルプス平へは
歩いて降りて行った方が断然早い。しかしもう歩きたくなかった。セット券買ってるし、乗り放題だし。
でもね、リフト降り場はゴンドラ乗り場の遥か下の方まで下っていってしまうので、ゴンドラに乗るために
登り返して来なければならない。それが最後地味に辛い・・・。

駐車場までやってくると、用意しておいたプロテインに水を注ぎ飲み干す。今回は良い筋肉が付きそうだ。
近くの十郎の湯で汗を流した後は、翌日も休みだったのでゆっくりと家路についた。
松本でいつものサラダバー。そして行きと同じ八ヶ岳PAでぐっすり仮眠。
翌日からの筋肉痛はここ数年味わったことがない程の痛みだったことが、今回の激しい山行を物語っている。
もう五龍岳を日帰りでなんて歩かないと決めたし、オススメもしない。

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
地蔵の頭を見下ろす
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酷いぬかるみ
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More・・・・・あと23枚、遠見尾根の下山写真がありますよ!!!!

by ymgchsgnb | 2016-09-08 08:00 | outdoor | Comments(0)