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2017年 12月 29日

西穂山荘へ(5)

午前0時。物音で起きると、星空写真を撮ってきたという人がいた。
やはり21時頃晴れたようで、丸山まで登って撮影してきたと言う。
すっかり寝入ってしまったが、予報通りもう雪がチラつきだしたようだ。

日の出は6時50分頃で、朝食は6時。5時くらいになると、皆んなゴソゴソと一応動き出す。
しかし外は細かい雪が吹雪いている。積雪は数cm程度で、吹き溜まりは10cm以上か。
完全に御来光写真は諦め、昨晩星空撮影してきた人の写真を見せてもらうと、笠ヶ岳から登る天の川が
見事に捉えられている。月も薄く光害も少ないので天の川を撮るには絶好の条件だった。
羨ましいな〜起こしてよ〜もう・・・。

朝食を食べ終わり、はてどうしたもんか。これは私だけではなく皆んな同じ状況だ。
独標へ行こうとしてた人も諦めムード。丸山辺りまで一応行ってみようかなという人も。
自分は前日に独標を攻めているし、星や朝焼の写真も無理だとなっては予定通り即下山だ。
下りのロープウェイ始発は9時。その次くらいので帰るかな。

明け方よりは弱まった雪の中、8時20分に山荘を出発。一瞬青空が見えたが、そのほんの一瞬だけだった。
まだほとんど人が通っていない登山道にトレースはあるが、多少の積雪によりエッジが丸みを帯びていた。
帰りは一応アイゼンを装着。風のない静寂の森の中、ふわふわでサラサラの雪を踏みしめる。

9時10分にはロープウェイ駅に到着。スタッフがまだ雪かき作業をしている展望台に上がってみたが、展望はなし。
時折青空が顔を出すも、穂高の雪稜を望むことはなかった。
登り始発のロープウェイからは祝日とあってか、登山客がわんさか乗ってきて、観光客は皆無だった。
それと入れ替えで2便目のロープウェイで下っていった。

さすが駐車場は満車状態で、次々来る登山客たちは駐車スペースに困っていた。
クルマを新穂高登山指導センターすぐ上の中崎山荘 奥穂高の湯の駐車場に移動させ、温泉の支度を整えた。
この温泉なかなか良い!床暖房で暖められた脱衣所で、化粧水、乳液、綿棒なども充実。
シャワーが時限式ではなく出続ける仕様で、ボディシャンプーなどもちゃんと泡立つ。
温泉は2つ源泉があり、内湯は珍しい乳白色のアルカリ泉で適温。露天は逆に透明の硫黄泉で高温。
居心地が良く、休憩室でもすっかり長居してしまった。
いつもの日帰り登山とは違い睡眠も十分。気分良く快適に家路につけました。(完)


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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
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More・・・・・あと23枚、西穂山荘からの下山写真があります〜〜〜〜〜

by ymgchsgnb | 2017-12-29 08:30 | outdoor | Comments(0)
2017年 12月 28日

西穂山荘(4)

今回の山行で、独標からの下降がもっとも緊張する場面だった。
それ以外に危ないところは一切ないんだけどね。

三点支持の原則を徹底しながら、斜面に正対して下ってゆく。
しっかち掴める岩を確保しつつ、足を安定したポイントへ運ぶ。ピッケルはダガーポジションで
安定した雪面に打ち込む。大袈裟かも知れないが、場所によってはこのピッケルに命を託す。
だって滑ったら信州側に数百メートルは滑落必至なんだもん。そりゃ緊張しますよ。。
心拍が大きくなっていることと呼吸が荒くなっていたことに自分でも気づく。

コルに下降してから12峰を越えるところまでは、十二分に時間をかけ慎重を喫した。
無事難所?をクリアした後も気は抜かない。今度は左頬が冷たく、顔を動かしながら血流を顔面に回す。
丸山まで来ればもうひと安心。下ってきた稜線を振り返りつつ、西日を受けながら散歩気分で山荘へ下った。

15時40分に西穂山荘へ戻った後は、部屋で寝転びながらゆっくり過ごした。
日没は16時45分頃、夕食は17時30分からだ。
夕景撮影に16時30分に外へ出ると、すでにアーベントロートははじまっていて、向かいの霞沢岳の尾根筋が
赤く染まっていた。西側が辺り一面を赤く染め抜いていて圧巻の光景だ。寒いはずなのに温かい光。
太陽が遥か西へ沈むまで、寒さによる指先の痛みを忘れられた。
太陽が沈んだ後も、雲ひとつない空は劇的な色を魅せつづけてくれたのだった。

さて、ほぼ昼食を抜いているので、夕食は何よりの愉しみ。
メインディッシュはハンバーグ。生鮮野菜も添えられているのが嬉しい。歩荷で荷上げてくれたことに感謝だ。
ご飯とけんちん汁は、無くなるまでおかわり自由。ありがたくおかわりも頂く。
翌日からのクリスマスイベントを控えてか、すでに山荘内はクリスマスデコレーションいっぱいで
気分も上がるとか上がらないとか。

そしてもうひとつの愉しみ、普段の日帰り登山では出来ない星空撮影
しかし!夕食時に支配人の粟澤さん(気象予報士)が、夜半から午前中にかけてはそれまでの予報と変わって
雪が降ると発表され、宿泊者一同がどよめいた。みんなこの2日間は問題なく晴れ!だと思っていたからだ。
夕食後には不穏なガスが発生し出し、星空撮影が危ぶまれた。
山小屋に泊まると晴れていても夜間はガスるという自分のジンクスが、さらに証明されそうだ・・・。

同部屋の星空撮影狙いの人の調べで、21時過ぎになれば晴れ間が出るらしいと言うが、寝不足もあって
19時過ぎにはふて寝を決め込んだ。運良く起きれて晴れてれば、撮影できるかなと・・・(つづく)


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<Canon EOS 6D>
EF24-105mm F4L IS USM
サンセット
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山荘ディナー
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by ymgchsgnb | 2017-12-28 10:32 | outdoor | Comments(0)
2017年 12月 27日

西穂山荘へ(3)

丸山辺りまでの散歩のつもりが、うっかり独標まで来てしまいましたが、どうやらこの息を飲むような
大パノラマの手招きを受けていたようだ。
山頂では、Facebook用にiPhoneでパノラマ写真を撮るのがお決まり。
そしてブログ用に望遠レンズで周囲の峰々を撮影するのも。

雪を纏ったアルプスは、夏のそれに比べ角が取れて優しい山容を見せているが、実際は夏よりも手厳しい。
笠ヶ岳の稜線をラッセルしながら歩いている自分を想像して、そんなことはあり得ないなとひとり笑った。

新穂高ロープウェイの展望台には観光客の姿がチラホラ。
こちらがあちらを見ている時、あちらからもまた独標を見ているのだろう。どう見えているかな。

ここより南に位置する焼岳乗鞍岳、そして西の白山は、高度が落ちた太陽を受けてシルエット気味に見える。
焼岳はまた最近、噴気活動が激しくなったようだ。

丸山辺りでは甲斐駒ヶ岳に隠れていた富士山も、堂々とその雄姿を見せていた。八ヶ岳はまだ薄づきの雪化粧か。

自分の山頂滞在時間としては短い20分程で下山を開始しましたが、西穂高岳の本峰を目指すには
時間も度量も何より技術もないので、そこへ向かう気はありません。今の自分はここで十分満足です。
さて、あとは山荘でゆったり過ごそう。しかし「行きはよいよい」で来てしまった独標からの下降が問題だ。(つづく)


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<Canon EOS 6D>
EF24-105mm F4L IS USM
笠ヶ岳をバックに
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EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USM
山荘で同室の方がピラミッドピークに
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by ymgchsgnb | 2017-12-27 09:43 | outdoor | Comments(0)
2017年 12月 26日

西穂山荘へ(2)

西穂山荘から稜線へは、まず一気に急な斜面を駆け上がります。
次第に景色が開け、再び行く手の西穂高岳方面や周囲の山々が顔を出します。
この時期は午後になると西日感があります。それもそのはず、この日は冬至。昼が一年で一番短い日ですからね。

山荘にある程度の荷物は置いてきたので身軽になったのと、この景色を見て心も軽やかになっているので
午後の散歩は快適です。登山道は「厳冬期の穂高の稜線」という言葉とは裏腹に、広く嫋やかな尾根で
歩いていても心が踊るようです。
ロープウェイから山荘まで感じなかった風が、ここに来てようやく感じます。それでも強風という程ではなく
夏だったら心地良い感じの風。しかし厳冬期です、頬が凍傷にならないように顔を動かしました。

写真を撮りながらでもあっと言う間の15分で西穂丸山(2,452m)に到着です。
背景の笠ヶ岳には、まだ若干雲の筋がかかっていました。
山荘でチェックイン時に、スタッッフに「今回はどちらまで行かれますか?」の問いに「丸山くらいまですかね」
なんて答えたものの、やはり物足りなくなってしまい、その先へ足を延ばしてしまいました。
計画性の無い自分をお許しください・・・。

次なるピークは西穂独標。まずは長い登りがはじまります。
時間は13時30分を回り、下山してくる登山客が多く見えます。日没は16時45分頃で山荘での夕食時間は17時30分。
それまでにはちゃんと戻らなければいけないが、往復でも2時間程度だろう。取り敢えず行けるところまで行こう。

早る気持ちを抑えながら、汗をかかないようにしながら登る。西からの風に、山荘にネックゲーターを置いてきて
しまったことを恨んだ。バラクラバまでは必要ないが左頬が冷たく、顔を動かしつつカイロを当てた。
標高を上げるにつれ振り返ると、歩きて来た優しい稜線は遠ざかり、焼岳や乗鞍岳がシルエット気味に目に入る。
30分程登り続けると、稜線を飛騨側に巻きつつさらに進む。西風を防ぐ手立てがなく、さらに冷たい頬に気を使った。

ついに独標を目前にする12峰まで来た。ここで一旦小さなコルに下りるのだが、少し緊張する岩場を
岩場に向かう姿勢で慎重に下った。
そして改めて独標への岩稜に取付く。雪と岩のミックスで適度に掴む岩が露出していて、登るのにあまり苦労はしないが
ピッケルをダガーポジションに持ちつつ登る。鎖場の鎖もちゃんと出ていました。
下りは怖いだろうな〜と思いつつ、14時30分西穂独標(2,701m)に登頂しました。(つづく)


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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
歩いてきた稜線と焼岳、乗鞍岳
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独標とピラミッドピーク
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More・・・・・あと14枚、西穂独標までの写真があります〜〜

by ymgchsgnb | 2017-12-26 08:14 | outdoor | Comments(0)
2017年 12月 25日

西穂山荘へ(1)

今年は早々にスタッドレスタイヤに履き替えまして、雪山への準備万端整ってました。
しかし12月になって仕事が立て込んで忙しく、満足に休めず「休みが少ない!」って文句言ったら
ようやくクリスマスを目前の12月22〜24日に3連休を頂きました。

週末にかけて天気予報も良かったので、上州の山を視野に入れてましたが、思わぬ連休だったので
今年山小屋泊してないし、これは雪山に泊まりに行った方がいいなと通年で営業している山小屋を選定。
八ヶ岳界隈が浮かんだが、ここは一気に遠くへ行こう〜と西穂山荘を目的地とした。

西穂山荘はロープウェイも使えて、頂上駅から比較的近いので雪山の危険なピークを越えなくても行けるのが魅力。
いつもの日帰り登山のように、急がずゆっくり向かった。

新穂高温泉郷に到着したのが9時半過ぎ。以前夏に利用した時の登山者用駐車場よりもロープウェイに近い
新穂高登山指導センターの前が登山者専用無料駐車場になってました。平日なので20台弱が停まってました。

新穂高ロープウェイは2つのロープウェイを乗り継いで西穂高口駅へ向かいます。
往復2,900円(JAFカード提示で2,600円)と6kg以上の荷物が片道300円で計3,200円でした。
第1ロープウェイの新穂高温泉駅(1,117m)は9時始発で毎時0分、30分発。海外旅行客に押し潰されながら
10時30分発に乗り、5分弱で鍋平高原駅(1,305m)へ到着。しらかば平駅(1,308m)からの第2ロープウェイは
毎時15分、45分発。こちらからは2階建てロープウェイになるので、ゴンドラ内にも比較的余裕が出て
写真をゆっくり撮りながら登れます。

西穂高口駅(2,156m)に到着した時は若干ガスが出てしまってましたが、案ずることなかれ晴れは晴れです!
アイゼンの他、万が一用にスノーシューも持ってきましたが、同じロープウェイに西穂山荘の方達が歩荷でいたので
その人たちの装備を参考につぼ足で行くことにしました。(一部アイゼンの人もいた)

千石園地を抜け、装備必須の登山道へ。踏み固められたトレースがしっかりあり、つぼ足でも問題なく歩けたが
アイゼンなどの爪ありの方が楽だったかも。
一旦下って西穂山荘へ向けて登り詰めて行くのだが、汗をかかないようにゆっくり歩いても汗をかいちゃうな。
12時15分、65分かけて西穂山荘に到着です。真っ白と真っ青な世界。山荘前の雪だるまはまだ制作中でした。
お昼時なので名物の西穂ラーメンって手もありましたが、基本ダイエット登山なので食べかけのパンで済ませた。
まずはチェックイン。冬期は1泊2食付きで9,800円です。10畳にふとんが6枚の部屋に案内されました。

一段落したら、ちょっくら上まで散歩してくるかな〜。(つづく)


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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
新穂高登山指導センター前駐車場
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西穂山荘前
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More・・・・・あと20枚、新穂高から西穂山荘までの写真があります〜

by ymgchsgnb | 2017-12-25 08:00 | outdoor | Comments(0)
2017年 10月 16日

錦秋涸沢日帰りハイク(5)

帰りの方がずれ違いの渋滞は多かった。皆んな続々と涸沢を目指して登ってゆく。
目的は皆同じだ、涸沢の紅葉が見たいのだ。会話を聞いてわかるが、大陸からの登山客も増えているようだ。
大陸の方が日本より桁違いの風景がありそうなもんだけどね。
すれ違いで登ってゆく人たちには残念だが天気は下り坂で、翌日は稜線では雪予報。
もう晩秋から初冬になる北アルプスでございました。
自分は翌日も休み予定だったけど、そんな天候もあって宿泊はせずにこうして日帰っているのだ。

本谷橋前後は特に混んでいた。涸沢から本谷橋までは1時間弱で下れるところを65分、本谷橋から横尾までは登りと同じ50分かかった。
これでも空いてるところは、早歩きが炸裂してるんだけどな。
別に急いで帰らなきゃバスの最終に間に合わないって訳じゃないんだけど、横尾からの平坦路をひとりでてくてく歩くには
もう飽き飽きなので、スピード勝負とばかりに早歩きをしてしまう。
おかげで横尾〜上高地をノンストップで歩いて11kmを1時間50分。我ながらなかなかの好タイムではないだろうか?

昼前まではやや薄雲が出ていた空は、完全に雲ひとつない澄んだ秋晴れになっていた。
翌日が天候不順の代わりに、この日北アルプス入りした人への天からのプレゼントのような晴天だ。
河童橋は秋の観光客で混雑していた。上高地周辺の紅葉の見頃はまだ先だと思うが、いつ来ても晴れた上高地は素晴らしい。
梓川の流れは目を丸くするほど美しく、冷たく清らかだ。こんな景色を毎日見ながら生活できたら、どんなに素晴らしいかと毎回思う。

いつもの平日に比べてバスターミナルも混み合っていた。往復券よりは割高だが、帰りは15時50分のバスに乗って帰る。
沢渡バスターミナルの清潔なトイレでカラダを拭いて、着替えをする。
毎回思うのだが、飛騨側の平湯に比べて、沢渡は温泉施設に乏しい。沢渡辺りに仮眠もできるような大型温泉施設があれば最高なのに。
今回も遠く諏訪湖畔まで移動して片倉館の千人風呂で湯浴みした。20年振りくらいで味わった石が敷かれた深い風呂。
ライトアップされた昭和初期に建てられた洋館が美しかった。

「涸沢の紅葉」という、山をやっている人のひとつの課題をクリアした感がある。まだまだクリアしなければならないロケーションはあるが
ゆっくりと焦らず、人生をかけて辿っていこう。


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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
上高地
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SUUNTO Movie



More・・・・・あと20枚、涸沢〜上高地までの帰り道の写真があります!!!!!

by ymgchsgnb | 2017-10-16 08:00 | outdoor | Comments(0)
2017年 10月 15日

錦秋涸沢日帰りハイク(4)

涸沢ヒュッテのテラス席ではオーナーの山口さんが取材を受けていた。「日本の名峰・絶景探訪」でもお馴染みの華恵さんもいたりして
テレビカメラはいなかったので何の取材だったんだろ?

昼時に近くなった涸沢は、ヘリコプターが往来して涸沢ヒュッテ涸沢小屋へ頻繁に荷揚げを行なっていた。
その度に登山客の脚光を浴びるヘリ。

紅葉の時期になると涸沢のテント場には1,000張を超えるテント村が出現する。
周囲の紅葉に負けないくらい華やかで色とりどりのテントが広がる光景も見てみたいものだが、その時はテント場も山小屋も
激混み必至なので、生活環境は最低だろう。
その環境を越えた先には美しい景色が待っていて、天気さえ良ければ、夜は満天の星空とイルミネーションのようなテントの明かり。
そして明け方には穂高の山肌を赤く染めあげるモルゲンロート。これは是非生で見てみたいものだ。

以前は涸沢小屋へ行ったりしたけど、今回の滞在は涸沢ヒュッテの周辺のみでまったりしていた。
パノラマコースを散歩したりしてみたかったけど眠かったし、それはいつか涸沢に滞在した時に取っておこう。
そして正午を待たずして、午前11時30分にそんなものは無いが後ろ髪を引かれつつ下山を開始した。


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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
涸沢圏谷
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ナナカマドと北穂
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More・・・・・あと13枚、涸沢での絶景タイムの写真があります!!!!

by ymgchsgnb | 2017-10-15 09:00 | outdoor | Comments(0)
2017年 10月 14日

錦秋涸沢日帰りハイク(3)

午前9時50分、涸沢に到着。
まずは涸沢ヒュッテのテラス席に荷物を置いて寛いだ。見渡す限り秋色だ。

初めて来た時の曇天とはまるで世界が違ってみえる。
曇りがちになってきたけど秋晴れの、険しい岩稜帯のグレー、崩れゆくガレ場の白、氷河に削られ山肌が堆積したモレーンには
が多めで、草紅葉に黄色や広葉樹のオレンジ、ナナカマドはく燃えるようだ。
テラス席から見渡しただけでも、ダイナミックかつ鮮やかな景色が眼前に迫り、それらを写真に収めてゆく。
ついついシャッターを切るが、後で見返すとどれも同じような写真あるある。
それほど夢中で撮影してたのであろう。

そんな涸沢でも花より団子、いや山より団子と言うべきか、そんな食い気が頭を擡げる。
ヒュッテのテラス席は満席にはギリギリならない程度の混雑具合で、多少テーブルに余裕があった。
午前10時は、山では絶賛ライチタイムと言って良い。テラス席の売店は、食事を求めた登山客で列を成している。
ある程度の食糧は持って来ているが、自分もおでんを頂いた。がんも、白滝、大根、卵、ちくわで600円。
山小屋と言えど、そこまで法外な値段ではないのが嬉しい。そりゃ飛ぶように売れ、そして売り切れる訳だ。
おでんと、フリーズドライパスタ、コンビニスモークチキンなどでお腹を満たした。
この秋に燃える穂高の峰々に包まれながらのテラス席での食事は、贅沢極まりないひとときだ。

寝不足でここまで来たし、お腹も満たされ、晴れていて風もほとんど無いので、実に心地良く眠ってしまいそうだ。
本当にこのまま日帰りで帰るのが勿体無いと、つくづく思うのであった。


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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
涸沢
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おでんランチ
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More・・・・・あと11枚、涸沢での贅沢タイムの写真があります!!!

by ymgchsgnb | 2017-10-14 08:00 | outdoor | Comments(0)
2017年 10月 13日

錦秋涸沢日帰りハイク(2)

横尾大橋を渡ると「ここから先は登山エリアです」の看板。しっかりした装備がない者は入るべからずとなる。
しかし本谷橋までは比較的平坦で、お気楽トレッキングではある。
このルートは2年振りだけど、さらに登山道の整備がされていて歩きやすくなっていた。
付近の山小屋スタッフの尽力に感謝感激である。

そこそこすれ違い渋滞はあったものの50分程で本谷橋へ着いた。
沢に吊り橋が架けられた名所で休憩適地。河原でたくさんの登山客が休憩していた。
私は休憩せずに歩き続けたが、この先が本格的な登山道になるので、しっかりした登山靴が真価を発揮する。
橋を渡った後からいきなり急登になるので、息も上がり額に汗もにじむ。
さらに涸沢から下ってくる登山客や団体も一段と増え、ますますペースが落ちる。
一気に標高を上げる急登のおかげで、それまでの景色から一段と紅葉が広がり、気分もさらに高揚した。

北穂高岳南岳を仰ぎ見て、徐々に奥穂高岳涸沢岳の稜線が見えてくる頃には、辺り一面の紅葉が真っ盛りとなった。
以前、紅葉狩りで涸沢を訪れた時は曇天で、稜線に雲が張り付き、ピークを過ぎた紅葉も相まって暗い発色の残念な涸沢だったが
この日は夢にまで見た涸沢の紅葉がついに見られる。若干薄い雲が出始めているが稜線はクッキリと見え、得も言われぬ秋の
色づきを見せている。
涸沢へはまだ到着していないが、晴れている内に撮影しておこうと足取りも止まる。
前回は本谷橋から涸沢まで70分だったが、今回は80分かかった。道幅も広くなるので、すれ違いのタイムロスは少なくなるが
周りの景色がそうさせたのだろう。

そして、錦秋の涸沢へと誘われる。


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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
屏風岩
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秋の涸沢が待っている!
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More・・・・・あと17枚、横尾〜涸沢までの写真があります!!

by ymgchsgnb | 2017-10-13 08:00 | outdoor | Comments(0)
2017年 10月 12日

錦秋涸沢日帰りハイク(1)

自分のヤマレコの統計を見ると、8月や10月より圧倒的に9月の登山回数が少ない。忙しいんだろうね。
でも本当は9月が一番山へ行きたいんです。富士登山から山登りをはじめて10年くらい経ったが、ずっと憧れていた涸沢の紅葉
その紅葉のピークは大体9月の終わりから10月の頭。しかし仕事と台風に阻まれ失われた10年。
今年も例に漏れず9月の山行は無し。10月頭のチャンスも仕事に潰された・・・・かに見えた。
連チャンが続いてたシフトを憂いてか、デスクが急遽休みを与えてくれた。その日を逃せば翌日は雨予報だし、紅葉のピークも
どんどん過ぎてゆく。躊躇はなかった。帰宅後、弾丸で沢渡を目指し、夜の中央フリーウェイをゆく。

午前3時に沢渡バスターミナル駐車場に到着。さすがの紅葉時期、平日なのに第1駐車場は95%埋まっている感じ。
少し車内で仮眠をする。天候は晴れ予報だが、この秋一番冷え込むという通りに凍えてあまり眠れなかった。
5時10分のバスの始発に合わせて支度をはじめる。歩いて暑くなることを想定した服装ではさすがに凍える。
気温は5度ちょっとだっただろうか。
平日ハイカーの私は、朝からバスターミナルに数十人いる光景は珍しい。始発ギリギリまでチケットが発売されないので、自然に列ができ
先頭から10人目程にいた。すると、乗合タクシーの案内人が元々拾っていた3人を招集し「あと1名様おりませんか〜」と声をかけるので
すかさず手を挙げ、4人目の乗客になった。
バスのチケット発売前に我々を乗せたタクシーは出発。上高地へとつづく釜トンネルも5時の開門より少し前に開門していたようで
5時ちょうどにトンネルを突破。新宿発のバスと時を同じくして上高地バスターミナルへ到着できた。
始発バスより30分は早く到着できたので得をした。4,200円のタクシー料金を4人で割った1,050円を支払い身支度を整える。

この日の服装はドライレイヤーをベースに長袖Tシャツ、そしてウインドストッパーの薄いアウターだ。今はまだ寒いが歩き始めれば
温まるはず。まだ真っ暗な上高地、ヘッドライトを点灯し、まずは河童橋を目指した。
バスターミナルはバスの乗客などでたくさん人がいたが、素早く支度して歩き始めたので、河童橋にはまだほとんど人がいなかった。
写真は肉眼とほぼ同じ露出にしてるので、どのくらい暗かったかがおわかりになるだろう。

5時30分、河童橋を後にして歩き始めた。涸沢を日帰りで行って来いするには少しでも早く出発するに越したことはない。
小梨平キャンプ場を過ぎると、空が白みはじめヘッドライトもすぐに要らなくなった。
6時ちょうどに明神に到着。前日から泊まっていたであろう人たちが明神館前で空を見上げていた。
朝日に照らされた明神岳が赤く染まり始め、モルゲンロートになる。
写真を数枚撮って再び歩き始める。6時40分、順調に徳沢に到着。徳沢園キャンプ場でも朝の支度が始まっていた。
私もここで休憩して、コンビニおにぎりをパクついた。

上高地始発組の中では先頭を切って歩いて来たが、徳沢辺りへ来ると登山客が大分増えてくる。
明神や徳沢出発組もいるし、横尾や涸沢から帰ってくる人たちもいるからだ。
徳沢〜横尾間では団体客とも何度かすれ違った。「山あるある」で団体とすれ違うと挨拶が大変なんだよね笑
7時30分、上高地から11kmの位置にある横尾に到着。ここまで梓川沿いのほぼ平坦な道で、道も比較的広くすれ違いも問題ないが
ここから始まる山道からはそうは行かない。
有料(100円)トイレで用を足し、本格的な登りに備えアミノ酸を摂取して挑むのだった。

撮影日:10月5日


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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
未明の河童橋
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明神岳モルゲンロート
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More・・・・・あと13枚、上高地〜横尾までの写真があります!

by ymgchsgnb | 2017-10-12 08:00 | outdoor | Comments(0)