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2017年 02月 22日

蔵王遠征記(後編)

外は絶望のホワイトアウト。白過ぎて樹氷もよくわからない。
ゴンドラでのスキーヤーの会話で、これでも昨日よりマシだと言うのだ。

地蔵岳を経由して御釜へ行くにも、どこから登ればいいかわからない。そもそもロープ柵が張り巡らされ
それを越えなければ行けない。ロープから先は登山届を提出しての自己責任の世界。
私はこの状況では行くも起きない。ひとりがロープを越え、白い世界にかすかに見えるところの斜面で
かなり手こずっていたようだが、無事生きて帰れただろうか?

手足の末端の凍てつきと共に、登山欲は徐々に低下してゆく。
樹氷原を下ることも考えたが、その道がわからない。ゲレンデの端を下りてゆくのだろうか?
僅かにいるスノーシューの人達はどこへ消えていくのだろうか?
一縷の望みに賭けて1時間くらい待ってみたが、好転することはなかった。
正午、無念の撤退を決断。樹氷原を下ることもやめた。

お得な往復券ではなく片道券で来たのだが、山頂駅でも差額(1,100円)を払えば往復料金で戻れるのは
唯一の救いだった。
帰りのゴンドラには、観光で来ていたおじさん二人と自分。言葉は交わしていないが、お互い無念の表情で
窓の外の白い世界を見下ろしていた。
すると眼下の森をスノーシューで下っているパーティーを発見!どこから下りたのだろう?
コースでも何でもないルートをゴンドラのラインを辿りながら下っているのだろう。
ちょっと危険な行為にも思えたが、羨ましさも覚えた。

樹氷高原駅まで下りてくると、そこは晴れていて陽射しと雪の照り返しが眩しく春の陽気だ。
山頂付近のほんの僅かな部分だけ厚い雲が掛かっているので、もっと待てばもしかしたら晴れていたかも知れないが
気持ちは次の移動に切替わっていた。

その日の夜、Facebookの「山が好き」グループの写真を見ていて、同日の蔵王の投稿に目を疑った。
山頂駅付近のスノーモンスター群と一点の曇りもない青空の様子が綴られていた。
影の長さから、かなりの西日で夕方だと思われるが、そこまで待てたならお望みの景色が見られたのかと
後悔の念とどうしようもない思いが交錯しつつ、次のお愉しみに期待していた。

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
樹氷だよ
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胸まで埋まった地蔵
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More・・・・・14枚、蔵王の残念な写真がありますよと。。

by ymgchsgnb | 2017-02-22 08:00 | outdoor | Comments(0)
2017年 02月 21日

蔵王遠征記(前編)

「ちょーだい!」とも言ってないけど連休がもらえるという。何とも珍しいことです。
(年間を通じて連休なんてほとんど無いのでね)
天気はどうだ??どこも晴れじゃないか!連休だし遠出しなきゃ勿体ないぞ!遠征だ!
普通の天気予報もヤマテンてんきとくらすもそれを後押ししてくれていた。

遠征先は山形県と宮城県の県境にある蔵王に決めた。そう、スノーモンスターと呼ばれる樹氷で有名なところだ。
前日の仕事前から支度を整え、帰宅したのが23時。出発が日が変わった後だった。
遠征にはお金がかかるものだが、いつものようにケチケチ向かう。
ケチケチ向かうのは高速だと眠くなるし、夜の郊外の一般道を走っていると、空いてるし走ってて爽快なのだ。
神奈川から一般道を走り、栃木県の佐野SAスマートI.Cようやく東北道に流入。
仮眠をして福島大笹生I.Cに着いたのが朝。万世大路を抜けて山形県米沢市へやって参りました。
2017年下半期には東北中央自動車道の福島〜米沢間が開通する予定で、しかも無料区間ですコレ!
ケチケチドライバーには朗報ですよ。

米沢から南陽、上山を北上し、蔵王へ登って行きました。
直近で降雪がなかったのもあり、ここまで道路上には一切雪は無し。
万世大路も蔵王への登りもしっかり除雪されていました。

蔵王ロープウェイ山麓駅にやってきたのが10時。目の前の横倉第一駐車場(この日は無料)は
平日でも満車でした。スキーヤーやスノーボーダーが平日でも多いんですね。
しかしながら道を渡ったところの横倉第三駐車場(無料)に誘導されて、難なく駐車できました。

山頂駅までロープウェイを乗り継いで、樹氷の中を御釜までスノーシューで登り、帰りは樹氷高原駅まで
樹氷原を下ってくる予定だったので、まずは片道券(1,500円)を購入した。
山麓駅から樹氷高原駅まではロープウェイなので15分間隔くらいで運行していたが、スキーヤーもさることながら
中国人観光客の団体が、喧しいわ、騒がしいわ、順番を守らないわで辟易でした。

写真を見てもらえばわかる通り、あれ?100%の晴れ予報じゃなかったの??って思いますよね?
明け方の福島までは晴れていたが、すぐに薄い雲が広がりだし、山の上には厚い雲が居座る状況になっていた。
米沢から北上してゆく際も、蔵王方面には雲が掛かり、いざこうして蔵王までやってきても曇っていた。
晴天と樹氷を写真に収めたかったが、樹氷原をスノーシューで歩けるだけでも御の字だと言い聞かせた。
樹氷高原駅から山頂駅へはゴンドラなので、待ち時間無く運行している。
しかしゴンドラから見える景色に不穏な空気が漂ってくる。アクリルの窓が曇っているのかな?
いや、これは紛れもなくホワイトアウトというやつだ!
山頂駅でスキーヤーに押し出されると突風に晒された。気温は3月下旬の陽気なので山頂駅でもマイナス1.6度程度。
しかし暴風のおかげで、氷点下数十度もの体感になっていた。指が悴んで感覚がなくなってゆく。

外の景色と同じように、ここまで遠征してきたことを振り返ると頭の中もホワイトアウトしてゆくのであった。
(つづく)

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
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More・・・・・あと9枚、蔵王ロープウェイでの写真があります。

by ymgchsgnb | 2017-02-21 08:00 | outdoor | Comments(0)
2015年 09月 25日

「行くぜ、東北」旅(8)〜 銀山温泉 〜

キャンプ場は尾花沢の市街と銀山温泉の中間地点にあり、漆黒の闇夜を山間部へとクルマを走らせた。
この先に温泉街などあるのか疑念を抱くほどの暗い道を進んでゆくと、やがて谷向こうの山が明るく見えてきた。
銀山温泉の入り口付近の旅館の灯りが映っていたのか、意図的にライトアップしていたかはわならない。

再び暗く、一層細くなった道をさらに進むと、突如世界が驚くほどに変わった。
まるで時空の切れ間から違う世界へ入り込んでしまったような、そこはまさにノスタルジーの世界。
これ以上クルマでは行けず、少し引き返したところで駐車し、歩いてその世界へと引き込まれてゆく。
想像よりも小ぢんまりとしていて、レトロな旅館たちが身を寄せ合って佇んでいる。
時代の流れに置き去られ、山間でひっそりと独自の時を刻んできたようだ。
一眼レフのセンサーと自身の網膜とに、次々とその情緒と風情を焼き込んでいった

この地は、銀山が発見された15世紀からの歴史があって、江戸初期には銀の採掘で繁栄したようだが
すぐに廃山となる。しかし江戸中期からは温泉地として明治〜大正とひっそり栄えていたようだ。
昭和初期にはさらなる温泉が湧出し、交通手段の発展にともなって一気に温泉地として旅館が建てられ今に至る。

そんな歴史ある温泉に浸かりたいと思ったが、夜の時間は日帰り入浴も、共同温泉も終わっていてそれは叶わなかった。
今度はここでゆったりと時を忘れに来たいな。
冬なんてさぞかし素晴らしいだろう。また是非訪れてみたい場所になった。(つづく)

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
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能登屋
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More・・・・・あと16枚、夜の銀山温泉の写真がありますよ!!!!!

by ymgchsgnb | 2015-09-25 08:00 | travel | Comments(4)
2015年 09月 24日

「行くぜ、東北」旅(7)〜 徳良湖 〜

2日目のキャンプ地に、わざわざ青森から長い距離を移動して、山形県尾花沢市を選んだのには理由があった。
どうしても見てみたい景色、それは銀山温泉の夜景。
実際泊まってみたいけど、予算的にも我々の旅のコンセプト的にも今回それは叶わない。
せめて温泉に浸かるだけでもと思ったが、日帰り入浴可能の宿でも昼間の時間帯のみの宿がほとんどで、
青森からの移動では到底無理な時間であった。なので近くのサンビレッジ徳良湖オートキャンプ場をキャンプ地とし、
夜の銀座温泉をそぞろ歩くだけのプランに切り替えた。

定番になったキャビンハウスでのあまちゃんキャンプ。夕食は持ち寄った食材を片付けるものとなった。
献立はジェノベーゼ、スパム炒め、だだちゃ豆、隊員が味付けてきた肉で燻製だ。
前夜のような失敗はしにくいメニューだろう。
依然胃の中はわんこそばに支配されていた私であったが、重々しい夕食を何とか美味しく食べきった。
「やれやれ、帰ってからのダイエットが思いやられるわい・・・。」

食後、キャンプ場は夜に包まれていた。腹ごなしに銀山温泉でも歩くとしよう。(つづく)

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<Canon EOS 6D>
EF24-105mm F4L IS USM
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EF35mm F1.4L USM
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More・・・・・あと17枚、サンビレッジ徳良湖オートキャンプ場での写真がありますよ!!!!!

by ymgchsgnb | 2015-09-24 08:25 | travel | Comments(4)