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2017年 10月 27日

茅ヶ岳登山記(3)

石碑を探しながら下山すること10分、もう稜線の終わりに近づいた頃、深田久弥先生終焉之地を見つけました。
登りで稜線に出てから山頂に歩き始めてすぐのところにあるじゃないですか!
しかもこんな花が(造花かな?)供えられてひと際目立つのに見逃したなんて、相当iPhoneのことで頭がいっぱいだったんだろうな。
たぶん深田久弥は下山途中、ここで脳卒中で倒れられたのだろう。合掌。

さ〜て、ここからの九十九折りの落ち葉地帯を目を凝らして下るぞ〜!
スベったポイントはそんなに下の方じゃなく、稜線に近いところだったはず。そこ以外で落としていたら、皆目見当がつかないだろう。
最悪、その辺ですぐに見つけられなかったら、平日でほとんど登山客はいないが根気よく来るのを待ち、お願いして電話をかけてもらい
着信音を鳴らしてもらえば見つかりやすいかもなどと考えていた。お願いだから電波受かってて!

この辺がスベったポイントのはず・・・・・あった!!!
足をスベらせたすぐ横に落ちてましたよ!茶色い葉っぱに茶色いウォールナットの木製ケース、気づきにくいと言えば気づきにくいが
先程2人組と唯一すれ違ったが、足元のスベり跡のすぐ横で気づかなかっただろうか。色がカラフルのケースだったりしたら気づいたかも。
何より一度失って諦めかけていたiPhoneが、再び手元に戻ってくる嬉しさったら無い。茅ヶ岳の中心で歓喜を叫んだ。
ここからまた山頂に引き返して、予定していた別ルートで下りるか迷ったが、もう登るの嫌だしそのまま下山することにしたが
これが運命だったことをあとで知ることになる。

登山道も平坦なところまで戻り、ルンルン気分で足早に歩いていると、5〜6人の御婦人方のパーティとすれ違った。
こんな昼近くの遅い時間から登る人達もいるんだなぁと思いながらも「こんちわ〜」と挨拶。すると殿を務めていた女性が
「すんみません、登山ナイフ落とされませんでした?」と。!?!?
自分「もしかしてオレンジのやつですか??」女性「そうですコレです、倒木のところに落ちてましたよ」とポケットから
私のレザーマンを取り出したのだった。あったーーー!!!
感謝感激でお礼を何度も申し上げ、最敬礼で隊列を見送った。
もし別ルートで下りていたら、御婦人達とすれ違うこともなく、見つけられずじまいだっただろう。何というキセキだ。。

そんな奇跡が2度もつづくなんてことある??そんなことより、落し物を2連チャンですること自体愚行の極みですよホント。
今後の山歩きでのレザーマンとiPhoneの場所を再考しなければ。
そんなこんなの茅ヶ岳登山でありまして、無事下山し下山届もオンラインで提出することができました。(完)


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<Canon EOS 6D + EF35mm F1.4L USM>
iPhoneはどこにあるでしょーーーか?
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深田久弥先生終焉之地
こんな目立つのに見逃した自分に驚く・・・
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More・・・・・あと10枚、茅ヶ岳の下山写真がありまーーーす

by ymgchsgnb | 2017-10-27 08:00 | outdoor | Comments(0)
2017年 10月 26日

茅ヶ岳登山記(2)

稜線に出てから山頂までもそれなりに傾斜はあった。
痩せた尾根もあってロープが張られてる箇所もあり、大きな岩がゴツゴツとしている。

さて、稜線に出てから山頂までの間に深田久弥さんの石碑があるんだけど、なかなか見つからない。
15分程登る内に茅ヶ岳(1,704m)山頂に着いてしまった。
あれ?どこにあったんだろう。見つけにくいところにでもあるのかな?
予定では帰りは別のルートで下山余予定だったけど、iPhone捜索もしなければいけないし、どうせ同じ道を下るんなら
その時に見つければいいやとヤケ気味になった。

富士山も見えずスッキリと晴れてはいないが、風もなく寒くもないので本来ならゆったり山頂で過ごすのだが、この日ばかりは
そうもしていられず、事務的に遠景の景色を望遠で収め、コンビニおにぎりを一気喰いした。
山頂にいた女性にみかんを頂き、心和んだ場面もあったが、「もしiPhoneが見つけられなかったら」のシミュレーションで
頭の中はいっぱいいっぱいだった。

夏は汗で木が歪むので、実質半年しか装着していなかった高価な木製ケースのことや、まだ1年しか使ってないiPhone7。
指紋認証だから悪い人の手に渡っても被害は少ないだろうか。これからの出張に備え、早い内にiPhone8でも買っておかないと大変。
バックアップは取ったばかりだからそこは安心で、大事なデータはiCloudにあるから平気か。
それよりオンラインで提出した登山届は、オンラインで下山届を出さなければならず、下山してないことになったら関係各所に
通達が出てしまうぞ!こりゃ大変だ!

それでも20分山頂に滞在している間に、いつの間にか富士山が顔を出した。
そして足早に下山を開始するのであった。(つづく)


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<Canon EOS 6D>
EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USM
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More・・・・・あと15枚、茅ヶ岳山頂での写真がありまーーす

by ymgchsgnb | 2017-10-26 08:00 | outdoor | Comments(0)
2017年 10月 25日

茅ヶ岳登山記(1)

台風21号が各地で爪痕を残していった。関東は朝の内に通過し、久しぶりに台風一過で雲ひとつない真っ青な空になりました。
その翌日、予報は曇りがちとわかっていながらも、カロリー消費のために山に登ることにした。
ようやく冠雪した富士山に登ろうと思っていたけど、登ったことのない山を優先しようと茅ヶ岳を選択。

茅ヶ岳(かやがたけ)という一般的には無名な山ですが、山岳界に於いてはちょっと有名な山なんです。ちなみに日本二百名山です。
なぜ有名かと言うと、日本百名山の著者である深田久弥が登山中に脳卒中で急逝した山なのです。
登山道の実際倒れた現場に、深田久弥先生終焉之地という石碑があるので、山を愛しているひとりとして手でも合わせて
おこうと、登ってみたのです。

茅ヶ岳の主な登山口は深田記念公園から。無料の駐車場に水洗トイレもあります。
登山届の計画には7時登山開始としたが、甲府の朝の渋滞に捕まったりで8時30分の出発になってしまった。
登山道のはじまりは、樹林帯の中で幅の狭い平坦な道からはじまり、石がゴロゴロ転がっているのが特徴。
台風の影響か枝葉が散乱しているので、トレッキングポールで枝を端に寄せながら歩いてゆく。
やはりと言うか倒木が道を塞いでいる箇所も2、3あったが、簡単に越えられる程度だった。
その後、道は広めになったり狭くなったりでしばらく緩やかな傾斜が30分程つづいたが、ようやく傾斜が増してきた。
石のゴロつきは相変わらずだが、楓や落葉松の落ち葉で角が取れた感触。足を捻らないように注意した。

良いテンポで歩き続けてちょうど1時間、コースタイムより若干巻いて女岩手前50m地点に到着した。
この先には水場があるらしいが、崩落の危険があるとして規制線が張られ立ち入ることはできない。
風もなくジワりと汗ばんでいたので、水分補給のためザックを下ろし小休止する。
5分後再びザックを背負い、カメラバッグを装着してふと気がつく・・・・・レザーマンが無い!
仕事用で使っているナイフの付いたレザーマンの工具を、万が一のための護身用として持っているのだが、カメラバッグのポケットから
無くなっていた。休憩で下ろした所を徹底的に探したが見つからない。そもそもクルマのラゲッジルームに落ちてるんじゃないかと
半ば諦め、前に進むことにした(がっくり・・・)

ここからは急登になります。雨で湿り苔むした段差のある岩をガシガシと登ってゆきます。
その後、落ち葉の積る九十九折りの斜面が、コースタイム通り30分ちょっとつづいた。
登ってゆく方角や目印テープやペンキがあるので道迷いはないだろうが、落ち葉で道が不明瞭なところもしばしばあった。

そして10時10分、稜線に出た。ここまで来れば山頂まであと少し。ここでふと嫌な予感がした・・・・・iPhoneが無い!!!
またもやカメラバッグの前ポケットに入れていたiPhoneが無くなっていたのだ。まさに顔面蒼白状態とはこのこと!
「どこだ!どこで落とした?」頻繁にメール音が鳴っていたのは聞こえていたので、登ってる途中まではあったはず。
落ち葉に隠れた泥濘でスベって手をついたポイントがあった。もしかしてその衝撃で落としたのか??
よりによって私のiPhoneは木製ケースなので、カモフラージュになってしまって見つけられるだろうか。
ここで一旦引き返して下りiPhoneを探すかどうするか・・・しばらく迷ったが山頂も近いし、あのスベった場所だったら大体の
検討はつくので、ここはひとまず山頂に行って、すぐさまiPhone捜索に引き返そう。
こうして生きた心地のしないまま山頂へと向かうのだった。。(つづく)


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<Canon EOS 6D + EF35mm F1.4L USM>
とうせんぼ
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女岩手前の規制線
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More・・・・・あと16枚、茅ヶ岳登山の写真がありまーす

by ymgchsgnb | 2017-10-25 09:15 | outdoor | Comments(0)
2017年 05月 31日

武甲山周回ルート(4)

12時45分、大持山から下山を開始する。もう登り返すことはない。
それまでの岩と根っこの殿堂に比べれば、一変してなだらかで広い尾根になった。
すぐに大持の肩という東側が開けた分岐に出た。右に行けば鳥首峠だが、一の鳥居へは左に下る。

広くゆったりとした尾根に、新緑を愛でる余裕が出てきた。
ずっとこんな下山道だったらいいのにという期待は、やはり裏切られる。
やがて急な下り坂となり、岩や根っこもほとんどなく、グリップの効かない滑りやすい
土の斜面に苦労することになった。
そして、とうとう踏ん張る右膝に痛みが出てきてしまった。歩けないほどではないが
痛みを誤魔化しつつ下ることを余儀なくされた。

下山開始から30分強で妻坂峠(839m)に着いた。誰とも会わない下山だったが、夫婦が妻坂峠で
休憩を取っていた。
私は通過タイム記録を兼ねて道標を写真に撮るのだが、その裏側で休憩されてたので撮りづらく
道標写真は無い。私は人が写真を撮りそうなヌケでは休憩しないようにしている。

妻坂峠は分岐点になっていて、一の鳥居方面へ向かう。地図は頭に入っているが、間違った
方向には行かないよう気をつけた。過信は禁物、道間違いをしたばかりなのでね・・・
ここからは谷へと詰めてゆくようにグングン標高を下げてゆく。やがてチョロっとした沢を渡渉して
その先で迷った。沢沿いに向かう道らしき踏み跡はあるが、そこから遥か高いポイントに
目印のリボンが付けられているのだ。はて?沢が増水した時の高巻き用の道だろうか?
それにしても道らしきものは見えない。迷った挙句、沢沿いに下っていったらやがて目印のリボンが
付けられていて、やや安堵した。
すぐに林道に出たが、ここは横断して再び登山道を下る。しばらく歩くとまた林道に出て
今度は林道を歩く。すぐに一の鳥居が樹々の合間から見えてきて、13時50分にゴール。

スタートから4時間40分だったが、久しぶりの山歩きだったので、ちょっと長く感じた行程だった。
膝も痛くなってしまったことだし、武甲温泉にゆったり浸かり家路につきました。
その夜から太腿を中心に筋肉痛にもなった。山登りで筋肉痛なんていつ振りだろうか?

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
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More・・・・・あと13枚、下山写真がありますぞ〜

by ymgchsgnb | 2017-05-31 08:16 | outdoor | Comments(0)
2017年 05月 30日

武甲山周回ルート(3)

久し振りの山登りで無理は禁物だが、ピストンで同じ道を帰るのはツマラナイ。
いっちょガンバってみっか!
ってことで、武甲山から小持山、大持山と縦走することにした。
周回ルートになっていて、妻坂峠を経由して一の鳥居へ戻ることができる。

それまでのハイキングルートとは一変する小持山への道。草が茂った狭く細かい九十九折りの
道を一気に下ってゆく。
15分下るとシラジクボ(1,088m)という鞍部に出た。浦山口への分岐点がある峠になっている。
奥秩父には変なカタカナ名のポイントが、ここ以外にもたくさんあるよなぁ。

さぁ、下ったからには登り返すのが縦走の常。標識にもあるように急な下りからの急な登りになっている。
頭に巻いたタオルに汗が滲み、やがてポタポタと足元にこぼれ落ちるまでになる。
低山は気温が高いので、汗っかきには辛いものだ。せめて体重が落ちて欲しいものだ。

小持山の尾根を登り詰めてゆくと、やがて西側の斜面をトラバースするようになった。
柔めの斜面に右足アウトサイドが苦しくなる。例え斜面を転んでも大事にはならない樹林帯がつづく。
踏み跡はしっかりあるが若干不安になってくるようなルートであるが、やがて尾根に辿り着き
歩きにくいトラバースが終了し尾根を下り始めたのだ。ここで「?」が頭をよぎった。
小持山のピークを踏んでないのに何故下るのだ?しかも地図とは違う西に向かっている。
ほとんど尾根を下ることなく、反対にその尾根を登り始めた。明瞭な踏み跡はないが
登り詰めれば小持山の稜線に出るはずだ。
すぐに本来の稜線に出た。そこには道標があり、自分は武士平方面から上がってきたことになる。
危ない危ない、武甲山から武士平へ向かう巻き道に道迷いしていたのだった。

改めて南東方面の尾根をゆくと、すぐに小持山(1,269m)に着いた。
道迷いはしたが、武甲山から50分でここまで来た。
武甲山からひとりとすれ違っただけで、人がメッキリ登山客がいなくなったルートだが
展望もなく狭い小持山頂上で食事休憩している夫婦がいてホっとした。
自分は休憩せず、次の大持山へ向かった。小持山と大持山周辺には岩場が目立ってきた。
しかも岩場に木の根っこも張っていて狭いので足元注意だ。

大持山手前にテラス的なところがあり、南側の展望が開け奥秩父の山深さが望めた。
そして小持山から30分で大持山(1,294m)に到着した。
小持山よりは広い頂上だが、展望は利かない。ここには誰もいなかった。
ここでも休憩はせず、そそくさと下山をはじめた。(つづく)

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
目指す小持山〜大持山
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振り返れば削られてない側の武甲山
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More・・・・・あと16枚、小持山〜大持山の写真がありま〜す!

by ymgchsgnb | 2017-05-30 08:00 | outdoor | Comments(0)
2017年 05月 29日

武甲山周回ルート(2)

頂上に近づいてくると、採石場の掘削音が微かに聞こえてきた。
それに伴い、土だった登山道にゴロゴロと石が目立つようになってくる。これらも石灰岩だろう。

登山開始から1時間40分。頂上付近に到着。
まず公衆トイレが見える。小さなトイレと思いきや、しっかりとした木造のトイレだった。
冬季と水不足時は閉鎖されるらしいから注意が必要だ。
公衆トイレから斜めに上がった所に御嶽神社がある。こちらも平地にあるような立派な神社だった。
この神社の裏手にトイレ用に歩荷してきた水を入れるマンホールがあるので、フタをはずして
注げばいいようだ。

頂上へと向かう。すぐにフェンスが現れるが、そのフェンスの向こうは採石場なので
立ち入ることはできない。第一展望台への標識に従いフェンスに沿って歩くと、すぐに頂上に到着。
日本二百名山武甲山(1,304m)を制覇だ。
鉄柵の向こうに秩父市街が見渡せるが、この日は霞みが濃く両神山など遠くまでは見渡せなかった。
眼下の羊山公園シバザクラで有名な公園なので、満開の季節に来てみたかったのだが
とっくに季節は過ぎ去りシバザクラは望めなかった。

誰もいない頂上で、買ってきたコンビニ飯を食べながら休憩です。
30分ちょっとの休憩の後、このままピストンして帰るか、それとも小持山、大持山と縦走しながら
周回して一の鳥居へ戻るか迷った。
久し振りの山登りで無理することないが、とりあえず分岐点まで行ってみてから考えよう。(つづく)

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<Canon EOS 6D>
EF24-105mm F4L IS USM
武甲山頂上
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四十丁目
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More・・・・・あと15枚、武甲山頂上での写真がありま〜す!

by ymgchsgnb | 2017-05-29 08:00 | outdoor | Comments(0)
2017年 05月 28日

武甲山周回ルート(1)

「山に登らないと・・・」
3ヶ月も本格的な山登りから遠ざかっていた。春山を堪能するはずが仕事の忙しさに感けて
ジムも山もサボりがちになっていて、あれほど頻繁に出かけていた山が億劫に思えてきていた。

「山に登りたい!」
でも、自然にこう思えるようになってきた。季節はすっかり春から初夏になってきていた。

低山に登るには暑い季節だが、登っておきたい山があるのだ。
それは秩父市街から異様な山容を見せる武甲山だ。日本二百名山でもある。
何が異様かと言うと、市街側から見る山の大半が、採石によって無残にも削られてしまっていること。
元はどんな姿だったのだろうか。自然破壊の最たるものだが、その恩恵も人は享受している。
今もなお削られつづけている山に、こうして登ることができるもの不思議な体験だ。

今回は一番メジャーな登山口から登ったが、当然採石現場側にはない。
いくつもの石灰プラントを抜けた先にある一の鳥居からのアプローチになる。
30台強停められる無料の駐車場があり、鳥居の手前には無料の仮設トイレも2基ある。
出発は9時過ぎと、普段の山登りと比べたら結構遅い時間だ。

一丁目からスタートする登山道は、かなり短い間隔で2丁目、3丁目と現れてくる。
案内によると頂上は五十二丁目らしいが、何と中途半端なのだろう。
スタートしてから5分程でLOGMOGというcafe & shopが現れた。最近オープンしたばかりのようだ。
土日祝のpみの営業なので、平日ハイカーの私には縁のない所だ。がしかし!営業してない平日でも
庭の奥にある水洗トイレが利用できるのはありがたい。

コンクリート舗装の急登を15分登り詰めた十五丁目で本格的登山道が現れる。
丁寧に間伐された針葉樹林帯の道で、久し振りに心地良い心拍数と空気を味わった。
十八丁目に不動滝という場所に出た。飲料に適しているかはわからなかったが、大きなペットボトルが
たくさん置かれていて、頂上にある公衆トイレ用の水を歩荷して欲しい旨のメッセージが傍らにあった。
トレラン用の小さいザックで来たので、歩荷しようにも収納スペースがなく協力できなかった。

登り始めて1時間、三十二丁目にある大杉の広場に到着。
この辺は、字の如く五月蝿い(うるさい)ハエが集りつつあったので、休憩せずにスルーした。
カラダは鈍っているはずだが、思っていたよりテンポ良く登れていた。(つづく)

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
武甲山
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More・・・・・あと23枚、日本二百名山「武甲山」での写真があります!

by ymgchsgnb | 2017-05-28 08:00 | outdoor | Comments(0)
2016年 07月 16日

目指せっ!北アルプス大天井岳(5)

それでも御来光を期待して朝4時に起床。窓の外を見ると、相変わらずの雨模様。「ダメかぁ・・・」
日の出時刻の4時半を過ぎ、何も変わらない状況を見て完全に諦めた。

こうなったら朝食を弁当にしてもらってるだけに、とっとと行動を開始しよう。
身支度を整え、弁当を頂いて山小屋を出発したのが5時30分。雨は大したことはなかったが
風が強かったので、稜線での風対策にとカッパを着て歩き出した。
ちょうど朝食の時間で、明かりの灯った食堂の窓が、あっと言う間にガスに溶けていった。
ホワイトアウト寸前とも言える状況と、雨に濡れたガレ場に足を掬われないように注意した。
時折吹く強烈な風が身ぐるみを剥がしそうな勢いで、一度帽子を飛ばされてしまうほどだった。
喜作新道に出る頃に、一瞬晴れ間が覗いた。稜線における雲とガスの動きがあまりにもダイナミックで
動画で記録したいほどだった。
晴れ間は長くは続かず、再び濃いガスに包まれたまま燕山荘への縦走路をゆく。

ガスの中から突如現れた燕山荘。それほど先が見えない濃いガスだった。
朝飯前の稜線歩きも8時になると空腹はかなりのもので、燕岳の山頂でモーニングなんて期待していたが
景色も望めない上に強風となると、それは諦めざるを得なかった。
燕山荘の中へ入り、スタッフに食堂を貸してもらえないかと伺うと、快く場所を提供してくれた。もちろん無料。
濡れた装備は持ち込めないので、玄関スペースにカッパやザックを置かしてもらった。
景色のない談話室の窓際でお弁当タイム。わざわざストーブも出して下さる燕山荘グループのホスピタリティに感謝。

紙袋とビニール袋に厳重に包まれたお弁当。開けてその豪華さに驚いた!
おにぎりにおかずがちょっとくらいと思っていた内容だが、実際は写真の通り。
酢飯の効いた五目ご飯に錦糸卵に抱かれた鮭と梅干しが乗っている。おかずは昆布と魚の甘露煮と漬物とガリ。
疲れを癒すクエン酸と防腐効果を併せ持った素晴らしい内容だった。味も申し分なく、残すことなく平らげた。

大天荘同様、燕山荘でも記念の山小屋Tシャツ購入し、スタッフにお礼をして出た。
燕山荘から30分弱、食後の散歩がてら立ち寄れる燕岳(2,763m)だが、まるで4年前のように
北アルプスの女王はベールに包まれていた。
5分も滞在しないで、再び燕山荘に引き返し、その勢いで下山を開始した。

途中の三角点を過ぎる辺りでガスから抜けた。それまでのガスはどうも稜線に厚くかかる雲だったようだ。
合戦小屋に来ると登ってきた登山客が大勢で名物のスイカを食べていた。また今度来た時にかぶり付いてみるか。
その後、グングン高度を下げる毎に、ドンドン下界の気温に近づいてくるが、稜線での強風がこの日は
樹林帯にも吹き降りてきていて、少し汗を乾かしてくれるとともに、忌々しい虫たちも追い払ってくれていた。

中房温泉に到着したのが12時30分。駐車場までのアスファルトが長く感じられ、節々にキツイが
クルマまで辿り着くと安堵した。
実は前日駐車場で登山の準備をしていた時に事件が起きていた。事もあろうに登山靴の中敷きを忘れていたのだ。
普段中敷きを外して保管しているが、まさか忘れるなんて・・・。でもそれで登山を諦める訳にはいかないと
強行した訳だが、2日間山を歩き終えた感想は、中敷きを忘れたことを忘れるほど自然だったのだ。
多少足の裏に疲れがあるような感じはあるが、これ程まで普通に登って下りてこられたことに驚きだった。

下山後の温泉は駐車場からすぐの有明荘にした。ここも燕山荘グループだ。
温泉は単純硫黄泉で透明だが少し硫黄臭がする。シャワーまでも硫黄臭がするので、臭いが嫌いな人は
避けた方がいいかも。大天荘にあった100円割引券を持って来ればよかったと後悔。
燕山荘グループなので「燕山荘に泊まった」と口頭で伝えても割引対象のようだ。

天気的には当初の予報に比べれば良かったが、全体的には梅雨空でスッキリしない天気だった。
初の北アルプスで、初の山小屋泊の同行のMちゃんは満足できただろうか?
次回のチャンスには、山の上での星空や御来光などの天体ショーを見せてあげたい。(完)

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
大天荘のお弁当
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イルカちゃんと
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More・・・・・あと27枚、下山写真がありますよ〜△△△△△

by ymgchsgnb | 2016-07-16 09:00 | outdoor | Comments(0)
2016年 07月 15日

目指せっ!北アルプス大天井岳(4)

大天荘にチェックインするにあたって、一応web予約はしていた。
ただ天候も芳しくないと思われてた上に、同行者が初の北アルプスでロングトレイルという事も考慮すると
燕山荘泊まりというBプランも用意してあった。
しかし天気も回復し、お互いの体力に余裕もあったので、こうして大天荘にチェックインができたのであります。

実は早く到着したら食べたかった山小屋ランチがあった。それはナンが付いたインディアンカレー
なかなか山小屋でそんなメニューは珍しい。でも14時までっぽいランチタイムは過ぎてしまっていたし
もしかしたら時期的にまだランチ営業していなかったかも知れない。それに夕食が17時30分だしね。

我々がチェックインした時はまだ他に宿泊客はいなかった。
最終的には150人収容の山小屋に、男女ひとりずつと仕事で来た4人の団体さんの計8人のみだった。
団体客と女性は個室だったようなので、我々と男性ひとりの3人だけが2段部屋を利用した。
我々は下の段の8人部屋の4畳に2人で悠々利用できた。これがシーズンじゃない平日の良いところ。
お店を広げて散らかし放題にできた。

ロングトレイルに興奮が冷めてなかったのか昼寝するにも寝付けず、少しウトウトしたところで夕食の声が
山小屋スタッフからかかった。
食堂に行ってみると、我々ふたりと団体の4人のみ。他のソロ客は素泊まりだったようだ。
チェックイン時に聞かれていた夕食の肉料理 or 魚料理にふたりとも肉料理を選択していた。
そして出てきた料理はハンバーグ。(魚料理はサバの味噌煮だったようだ)その他のおかずもふんだんにあり
さすが燕山荘グループ!と感嘆した。3,000mの稜線上で頂ける豪華な食事に感謝を込めて
一旦糖質制限を解除して、ごはんをおかわりしました。

食後の愉しみは夕景や満天の星空を眺めること。しかし天候は悪くなる一方で夕焼けになることなく薄暮になり
20時の消灯時間とともに眠りに落ちた。
夜中に起きて窓から星空を窺おうとするも、雨と風の音が虚しく鳴り響いていた。(つづく)

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<iPhone 6>
燕山荘グループの豪華な山小屋メシ
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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
広々使えて快適〜
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More・・・・・あと19枚、大天荘での写真がありますよ〜△△△△

by ymgchsgnb | 2016-07-15 08:00 | outdoor | Comments(0)
2016年 07月 14日

目指せっ!北アルプス大天井岳(3)

大天荘にチェックイン後、荷物を置いて向かった先は、もちろん山頂です。
山小屋の裏側に山頂へのガレ場があります。ちょっとした裏山と言った感じで、山頂までのコースタイムは8分。

そしてコースタイム通りに8分で、ついに日本二百名山大天井岳(2,922m)に立った。
北アルプスでも槍穂以外で2,900mクラスはなかなか無く、山頂からは大パノラマが広がっていた。
曇ってはいるが胸の空く思いがした。汗水垂らして登ってきた合戦尾根や、燕山荘からの稜線が眼下に見渡せる。
相変わらず槍ヶ岳の全貌は見られないが、悪天候予報で登り出しも雨だったことを考えると、この素晴らしい景色は
ご褒美以外の何モノでもない。この為に山に登っているんだ。このご褒美をもらう為に!

しばしの山頂滞在を終え、山小屋へと下りてゆく。
まだ夕食までは時間があるので小屋前を散策して、昼寝でもするかなぁ〜。(つづく)

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<Canon EOS 6D>
EF24-105mm F4L IS USM
歩いてきた稜線を振り返る
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More・・・・・あと21枚、大天井岳山頂での写真がありますよ〜△△△

by ymgchsgnb | 2016-07-14 08:00 | outdoor | Comments(0)