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2015年 08月 02日

北アルプス・夢の縦走路へ「槍沢」篇

ガスに包まれたままの朝だった。4時に一旦起きたが、朝食の時間までもうひと眠り。
食堂の窓は、ガス由来の水滴で濡れている。朝のマジックタイムも御来光も無しでドンヨリした朝だけど、
朝ごはんとともにカラダが目覚めた。
とうとう山を下りなくてはならない日。たかが2泊3日だけど、下界とかけ離れた生活が身について、
家に帰った途端マウンテンシックになってしまいそうだ。

6時20分、下山の支度をして山小屋を後にした。また誰かをこの山小屋に連れてきて、感動を共有したいね。
東鎌尾根を水俣乗越まで歩いて、槍沢へと下る手もあったが、折りからの強風でそれは回避した。
小屋のすぐ脇から九十九折りに槍沢へ下る支道がある。雪解け直後で不安定なガレ場だが、まるで天国のような
お花畑が広がっていた。
槍ヶ岳への登山道と合流する手前で雪渓を渡る。早朝につき、雪質がやや固めだがアイゼンは要らなかった。
グリーンバンドで槍様とはさようなら。雪渓脇をひたすらに下ってゆく。
この辺りの雪解け水を他の登山客が飲んだり汲んだりしている。この槍沢雪渓の水が「槍沢」を形成し、
周りの北アルプスの雪解け水を集めた清流は梓川となって上高地に清涼感を運ぶ。
その流れはいくつかのダムを越え犀川になり、千曲川と合流。
そして信濃川へと名を変え、日本海へと注ぐ大河となる。その大河の最初の一滴をここでは飲める。

槍沢の傾斜が緩くなってくると、夏道はなくなり大きな雪渓歩きの冬道となるが、清涼感があって心地良い。
槍沢に残雪が見えなくなった8時30分頃、ババ平キャンプ場に到着。
ここは槍沢ロッヂのテント場であるが工事中だった。工事現場のひとが「新しいトイレを作ってるから、
完成したら来てください!」とにこやかに話していた。
ここのトイレは元々1つしかなく、利用したことはないが見た目は掘っ建て小屋で、悪臭が漂っていた。
それが増設されてキレイになるのは皆んな大歓迎だろう。そして管理棟もできるそうだ。

槍沢ロッヂに着いたのは8時50分、ザックを下ろして休憩だ。(つづく)

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
グリーンバンド付近の雪渓
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槍沢雪渓
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More・・・・・あと26枚、ヒュッテ大槍〜槍沢ロッヂまでの写真がありますので見てってね☆☆☆

by ymgchsgnb | 2015-08-02 09:00 | outdoor | Comments(0)
2015年 08月 01日

北アルプス・夢の縦走路へ「ヒュッテ大槍」篇

槍ヶ岳山荘で話した人が、ヒュッテ大槍までは40分くらいかかると言っていた。
昼過ぎに到着できると思っていたので、甚だ見当違いだったが急ぐ旅ではなかったのでいいだろう。
ただ宿泊予約をしてた訳ではないので、早めに到着した方が小屋に迷惑がかからないだろうなと思っていた。

槍の穂先の真下をトラバースしながら東鎌尾根に向かう。鋭い岩場の連続に、思っていた以上に
東鎌尾根の険しさを感じたけど、いつか燕岳から表銀座を通って東鎌尾根を踏破したいな。

ヒュッテ大槍に到着したのは、槍ヶ岳山荘から50分経った16時10分。結構かかってしまった。
この時間になっても北穂高小屋同様、大変快く受け入れてくれた。
山小屋は宿泊を拒否できない原則に甘えて過ぎてるな。ちゃんと計画的に予約しないとだ。。
ヒュッテ大槍は、槍ヶ岳から約1km離れた東鎌尾根の稜線上2,884mに位置している。
収容人数90名の小さめなこの山小屋は、質のいいホスピタリティで名を馳せる燕山荘グループのひとつだ。
玄関を入ってすぐにドリンクバー(500円)があるのに気づく。いきなり見たことないサービス。
この日の宿泊客は我々2名を含めてもたった6名と、とても快適でした。
部屋は「東鎌」で、2段式の上段(4名分スペース)を我々ふたりで使用した。

ではここでヒュッテ大槍ならではのサービスを紹介しよう。
まずは、他の小屋にもあるところはあるがWiFiが飛んでいる。(若干つながりは悪いが)
そして廊下にコロコロがある。各部屋にファブリーズがある。携帯電話充電用の電源が部屋の仕切りにある。
このような細かいサービスは他の山小屋では見たことがない。
そして他の宿泊者同様楽しみにしていた食事が豪華!食前の白ワイン、凝った料理、別にパスタなんかもある。
食事が済んで消灯までのひとときはBARがある。品揃えの豊富な各種アルコール。
小屋内が新築と思えるほどキレイで、当然トイレも清潔。廊下も広く、窮屈さを感じるところがない。
しかし我々が利用した7月12日の時点では、まだ水源が確保できていなかったので、限られた天水を消毒しつつ
使用していたので、飲めなくはないが飲用に適さない状態だったので、水を飲みたい人はミネラルウォーターを
購入するしかなかった。これは仕方がないことだ。

夕方からのガスでサンセットも星空も期待できなかったので、食堂兼談話室で他の客とお話しをしつつ、
先輩はBARのウイスキーをロックで飲んでいた。今度来たら自分も飲めないお酒を飲んでみようかな。
この日も消灯を前に就寝・・・(つづく)

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
東側から見る槍ヶ岳がは鋭いから好き
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豪華ディナー!
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More・・・・・あと22枚、槍ヶ岳〜ヒュッテ大槍までの写真がありますので見てってよ☆☆☆

by ymgchsgnb | 2015-08-01 09:00 | outdoor | Comments(0)
2015年 07月 31日

北アルプス・夢の縦走路へ「槍ヶ岳」篇

大喰岳と槍ヶ岳の間には飛騨乗越(3,010m)という、日本最高所の峠がある。
そこまで下って槍ヶ岳山荘への登り返しがキツイ時間帯になってきた。
朝から大キレットを越え、さらにいくつもの3,000m峰を越えて来たのだから。
長く辛い飛騨沢から上がってくる登山者達も見える。あと少しで槍ヶ岳に手をかけるところまで来ている。
心の中でエールを送った。

槍ヶ岳山荘に到着したのは13時40分。元々ここでランチなんかして、ゆったり過ごせればと思っていた。
ランチは途中ほぼ手つかずの行動食へと成り果てたが、槍ヶ岳山荘で焼いているパンを楽しみにやって来た。
ところがまだこの時期はパンを焼いてないそうで、ガックリ肩を落とした。。

この天候で槍の穂先へ登らない理由はないので、荷物を小屋前にデポして槍の穂先に取り付いたのが14時00分。
本日〆の岩場との格闘と思って、また岩を愛し戯れた。
14時30分、2年ぶり2度目の槍ヶ岳(3,180m)登頂。初めての感動は失ってしまったが、達成感はあった。
昨日からアルプスの素晴らし過ぎる風景の真っ只中にいるので、景色にも多少麻痺していたのだろうか、
記念撮影してたった10分で山頂を後にした。

槍ヶ岳山荘に戻ってくると、来た時も飲んだのに再び炭酸で乾杯した。今回何杯炭酸飲料を買ってるのだろうか?
山の上だけに安くはないのだが、この後も炭酸飲みはつづく・・・

さて、この日の宿は槍ヶ岳山荘ではない。槍Tシャツは買わせていただいたが、以前来た時に泊まったこともあって
違うところに泊まろうと思っていた。
ではどこに泊まるか。それはヒュッテ大槍という山小屋で、名高き燕山荘グループの中でも最高のホスピタリティを
得られると評判の山小屋だ。
その山小屋は東鎌尾根の稜線上にある。そこへ向けて我々は再び歩き出したのだった。(つづく)

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
槍ヶ岳山頂への最後のハシゴ 
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More・・・・・あと20枚、槍ヶ岳での写真がありますので見てってよ▲▲▲

by ymgchsgnb | 2015-07-31 08:00 | outdoor | Comments(0)
2015年 07月 30日

北アルプス・夢の縦走路へ「雷鳥」篇

中岳からの下りは、ハシゴとクサリを伝う急な岩場となっている。
しかしそこから見える大喰岳への稜線は美しく、その向こうにある槍の存在感も絶大だ。

北穂からつづくこの3,000mの稜線は、お花畑が見頃を迎えていた。
7月のアルプスはまさに百花繚乱の季節であり、この時期にそこを歩ける幸せを噛みしめる。
足腰的にはハードだが、目には優しい世界が広がっていた。

中岳と大喰岳の鞍部に差し掛かった時、先輩が何かの気配に気付き立ち止まった。
耳を澄ますと微かに「ゴロゴロゴロ…」鳴き声か?とその瞬間!雷鳥が突然我々の目の前に現れた!
しかも子連れで、確認できただけでひよこが5羽もいた。お久しぶり〜!!!雷鳥さんっ。
ここ数年会えなかったし、前にここを通ったときは全く出てきてくれなかった。
俗に雷鳥は天候が崩れると姿を現わすと言うから、晴れ男の自分とは縁が薄いのかと思っていた。
前に会ったのは2012年10月の燕岳以来で、その時はガスの中でたった。
そしたら何よこんな晴天の下で、しかも家族で挨拶に来てくれたのかい?
いつか雷鳥のひよこちゃん会ってみたかったのだ。いや〜良くぞ出てきてくれた!
良い子だから、ちょっとだけ撮影させてくれよ〜。

近くにトンビが舞っているのが見えると、親鳥は何かをしきりに喋っているようだ。
ひよこ達に身を隠すよう指示していたのだろうか?必死に岩陰にへばり付くひよこ達。
何とか捕食されずに育ってくれな。雷鳥がもっと繁殖して、そこら中のアルプスを歩き回ることを願っている。

雷鳥たちに別れを告げ歩き出し、大喰岳へ登り返しはじめると、再び鳴き声が。
今度はハイマツ帯に身を隠していた、さっきとは別の1羽の雷鳥さん。
鳴かなければ我々も気づかずスルーだったのに。せっかくだからちょっとだけ写真撮らせてくれな〜。
人に対して警戒心が薄いのが、また可愛いんだよな。

そして中岳を出発して45分、13時00分ちょうどに大喰岳(おおばみだけ)(3,101m)に到着。
昼頃槍ヶ岳に着いてゆっくりできるかと思ったてのに、意外にも時間を費やしてしまったな。(つづく)

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
特別天然記念物ライチョウ
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More・・・・・あと20枚、中岳〜大喰岳までの写真がありますので見てってね☆☆☆

by ymgchsgnb | 2015-07-30 08:00 | outdoor | Comments(0)
2015年 07月 29日

北アルプス・夢の縦走路へ「南岳・中岳」篇

大キレットを踏破した我々は、その達成感の余韻に浸りながら南岳小屋へと吸い込まれてゆく。
布団干しをしている最中の山小屋に、他の客はいないようだった。
休憩を兼ねて、ちょっとお高い炭酸で祝杯を交わす。シュワっと爽やかの極みである。
小屋側から見る南岳は、それまでの険しい鬼の岩稜と比べたら、たおやかな仏の優しさのようだ。
どうして隣り合わせで、こうも山の表情違うのだろうか。

たっぷり休憩をして再び歩き出したのが10時40分。南岳(3,032m)までは10分とかからず登頂できる。
槍ヶ岳と穂高連峰に挟まれた壮大な景色が素晴らしい。そんな中の優しい稜線歩きが堪らない。
アルペンムードに溢れる広く雄大な道。自分はこの区間が非常に好きで、3,000mの稜線を愉しんだ。
次の中岳に差し掛かると大きめな岩が増えてきて、残雪も目立ってきた。
中岳の東斜面には大きな雪渓も見える。その雪渓も少しトラバースするが、アイゼンは必要ない。
中岳への登りで先輩の息が切れ出す。バテてはいないようだが、少し登っては立ち止まり息を整える。
それでもタバコはやめないらしい。

そして南岳から約1時間半、中岳(3,084m)に到着した。
先輩はザックを下ろし、座り込むのだった。(つづく)

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
優しい表情の南岳に抱かれた南岳小屋
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中岳
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More・・・・・あと17枚、南岳小屋〜中岳までの写真がありますので見てってね☆☆☆

by ymgchsgnb | 2015-07-29 08:00 | outdoor | Comments(0)
2015年 07月 28日

北アルプス・夢の縦走路へ「大キレット」後篇

A沢のコルで束の間の15分を過ごし、先へと進む。
大キレットの核心部は飛騨泣きだけではなく、この先にある長谷川ピークもそのひとつだ。
飛騨泣きよりも長谷川ピークの方が気をつけた方がいいという人もいたので、警戒を緩めてはいけない。

大キレットのこの険しい稜線上は長野と岐阜の県境である。これまで信州側と飛騨側を身をかわしつつ行き来してきた。
長谷川ピークへはまず飛騨側へ回る。するとクサリがかかった足場の少ない壁が現れる。
雨天時は滑りやすそうだ。その壁を越えて再び信州側へ出る。
長谷川ピーク付近の岩盤は傾いていて、足場も斜めになっているのが厄介だ。
すれ違った人に、ハイマツ帯で崖下は見えないので高度感はあまり感じないと言われたが、足元は相当に切れ落ちていた。
でもそんな高所に麻痺してしまったのか、恐怖感はあまり感じなくなっている自分に驚く。

長谷川ピークに到着して頂点に立とうとしたがあまりに危険で、脇に座りつつ先輩の到着を待った。
先輩と合流して記念撮影を終え、ピークを下った。
ここまで来れば、あとはちょっと気をつければいいだけの、ゆるやかな稜線がつづく。
核心部を越えてきた安堵感と、8割の達成感に余裕が出てきた。
平和な稜線から、危険な核心部をバックにお互いシャッターを切りつつ進む。

そして南岳へ向けての登り。遠くから眺めてた時は、どこに登り口があるのかな?と思える断崖に見えていたが
クサリとハシゴが架けられている。ここを下りに使うのは躊躇うくらいの崖だけど、登りは下を見なくても済むし
下りよりは安全だろう。しかしとんでもない崖だ。体力的にはキツイが、標高を一気に戻せる。
実際は30分かかったが、気分的には短時間で獅子鼻岩まで辿り着き、ついに大キレット踏破を果たした。
400m下って、300m這い上がるというまさに大きな切戸(キレット)だった。

言われていた通り渡るのに4時間かかった。獅子鼻岩から改めて大キレットを振り返り、達成感を噛みしめる。
自分はガッツポーズで記念撮影。先輩はいつものシェ〜ポーズ。
さぁ緊張の糸を緩め、南岳小屋でひと息入れよう。(つづく)

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
長谷川ピーク
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大キレット踏破記念!
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More・・・・・あと21枚、長谷川ピーク〜獅子鼻岩までの写真がありますので見てくれよなっ▲▲▲

by ymgchsgnb | 2015-07-28 08:00 | outdoor | Comments(0)
2015年 07月 27日

北アルプス・夢の縦走路へ「大キレット」前篇

一般的に大キレットは、南岳側から北穂高岳へ渡った方が楽だと聞いたことがある。
それはたぶん、難所である飛騨泣きや、北穂高岳直下が急峻なため、そこを登りにした方が楽なのだろう。
滑落や落石事故などは、大抵下りで起きるものだ。しかし今回はそこを下りで挑む。
前の晩の夕食時に大キレット経験者の話を聞くと、コースタイムは3時間〜3時間半だけど4時間見積もれば
踏破できると言っていた。
急ぐ旅ではないので、たっぷり時間をかけて大キレットを愉しもう。
もう来れるかどうかわからないのだから、一瞬で通り過ぎては勿体ない。じっくり吟味して渡ろう。

大キレットは北穂高小屋の脇からすぐにはじまる。いきなりガレ場の急な下りで、常に大キレットの恐ろしい情景が視界に入る。
先輩に先行してもらい、自分は石を落とさないように慎重にゆっくりと下る。
「三点確保」「慎重」「確実」などの言葉を掛け合いながら。
30分程で飛騨泣き辺りに到着した模様だ。飛騨泣きとは明確に「ここ」から「ここ」という箇所ではないようで
核心部の急峻な岩稜一帯を飛騨泣きと呼ぶみたいだ。

クサリが先の見えない下まで延び、登山道とは到底思えない酷いガレ場からはじまる。
先行する先輩と間合いを取り、合図を待って下ってゆく。
足の置き場も、手がかりも全てが浮いていて、安定している岩盤などそこには皆無と思える程だった。
その先の岩稜は、命綱と思えるクサリに沿ったトバラース。L字のステップがあるので多少安心して渡って行けた。
さらにその先は、岩と戯れるように進む。まるで「I ❤︎ 岩」ってくらい。
下りでは足をどこへ運べばいいか見えないし、わからない。でもアドレナリンが出て、一挙手一投足が愉しい。
手足の置き場選びには、細心の注意を払った。
あっという間のような、永遠のような。早く過ぎ去りたいような、いつまでも続けていたいような・・・。

大キレット唯一の休憩適地A沢のコルが眼下に見えてきた頃、南岳側から来る登山客がやって来た。
ゆずり合いながら、お互いの健闘と安全を口々にすれ違う。
コル直前はかなり脆いガレ場だが、クサリも何もない。ひたすら石を落とさないように神経を研ぎ澄ませ下る。

出発から1時間半の7時40分、A沢のコルに到着した。ザックを下ろし、核心部を振り返る。
何とか下ってきたが、ここを登りにするのも大変だなぁ。でも愉しそうだなぁ。(つづく)

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<Canon EOS 7D + EF-S17-55mm F2.8 IS USM>
信州にいても泣きたくなる飛騨泣き
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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
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by ymgchsgnb | 2015-07-27 08:00 | outdoor | Comments(0)
2015年 07月 26日

北アルプス・夢の縦走路へ「北穂高小屋・朝」篇

朝4時、目覚ましに起こされた。満足な睡眠ができたので上々の目覚めだった。
朝日が昇ってくるにはまだ少し時間がかかるだろうが、御来光が出るぞ出ないぞの焦らしタイムの空が好きなので
カメラを持ち小屋の外へ出た。外は意外にも寒くなく、御来光待ちは気温的に楽だった。
山小屋のテラスは東側にあって、絶好のロケーション。夜と朝の境界線がわかる空だ。
次第に低い方の空が赤々として、遥か後立山連峰の空が燃えだした。

常念岳の向こう、あれは上州の山々だろうか、燃える血潮のような朝日がこぼれて出した。
写真のデータを見ると、御来光タイムは4時35分。
しばらくすると周囲の北アルプスの名峰たちの山頂が、次々とモルゲンロートに染まってゆく。
そしていつか山雑誌で見て憧れた、北穂高岳山頂から見下ろす朝日に照らされた大キレットをこの目に焼き付けた。
その光にこの日の挑戦を決心した。これから大キレットを渡ると。

5時15分、存分に北アルプスの朝を堪能してからの朝食。写真を見返すと大変質素な食事内容だけど、
ごはんおかわりでお腹は満ち足りていた。

大キレットへ挑戦する身支度を整え、お世話になった山小屋スタッフに挨拶をして小屋を出た。
6時10分、ヘルメットを帯をしっかり締めて、小屋の脇から大キレットへと歩き出した。(つづく)

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<Canon EOS 6D>
EF24-105mm F4L IS USM
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More・・・・・あと23枚、北穂高岳での写真がありますので見てってよ☆☆☆

by ymgchsgnb | 2015-07-26 09:46 | outdoor | Comments(0)
2015年 07月 25日

北アルプス・夢の縦走路へ「北穂高小屋・夜」篇

北穂高小屋は、標高3,100mの地点にある山小屋だ。別格の富士山ではそれ以上の山小屋はたくさんあれるけれど
それを除けば最高所で、北アルプスで一番高いところにある山小屋だ。
何年も前からここに泊まってみたかった。そしてそこから憧れの大キレットを見下ろすのが何よりも夢だった。
そしてその夢(地獄)の架け橋とも言える大キレットに手が届くチャンスを得た。
ひと晩ゆっくり考えよう。恐怖を拭えなかったら、そのまま涸沢へ尻尾を巻いて下るのもいいのだ。

後日、小屋のホームページを覗くと予約が必要とされていたが、迷惑にも予約なしでチェックインしてしまった。
そんな中、快く受け入れてくれた小屋のスタッフには感謝せざるを得ない。この日の宿泊者は20名程だったと言う。
チェックインを済ませ、3階の「第二尾根」と言われる2段式の1階部分の暗い寝床に案内された。
夕食まで小1時間あったので、身軽にして再度山頂に上がる。
改めて眺める景色に、ただただ言葉もない。西日で片明かりになった大キレットは息を飲む絶景。
360度見渡せば、陰影のコントラストが際立って、立体感ある美しい表情を見せてくれた。

17時45分、待望の小屋飯タイム。
イワツメクサをモチーフにした北穂高小屋のマークがそれぞれデザインされた皿には、豚肉が大きく配置されていた。
そして標高3,100mで生野菜が摂れるありがたさ。小屋番スタッフの皆さんに感謝。
水やお湯、お茶も無料で分けてもらえ、そのサービスと手際の良さが目立つ山小屋だった。

食後はお待ちかねのサンセットタイム。この日の日没は19時を少し回った頃。
みんな北穂の山頂に集まってきて夕陽を眺めている。アーベントロートに照らされた顔たちには、それまでの疲れなど
風とともに吹き飛んでいったような表情が浮かんでいる。
シルエットになった北アルプスの峰々と、赤く棚引く雲の筋。夜へと変貌する空の色もまた良い。
沈みゆく太陽に照らされたのは、遥か日本海の水平線だろうか。

ダウンを着込んでいないと居られない真夏の夜のアルプスのはじまり。
消灯は21時だが、その前に天体観察を堪能しよう。幸いにも月のない夜だった。
残念ながら三脚を持ち合わせていないので、せっかくの一眼レフと明るいレンズもあまり役には立たなかったが
天の川を観察するには肉眼のみで足りていた。まさに銀河の夜である。
これらの星屑をスローシャッターで綺麗に捉えられれば、さぞ素敵なことだっただろう。

そして消灯を待たずに眠りに落ちたのであった。(つづく)

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<Canon EOS 6D>
EF35mm F1.4L USM
北穂山頂から見下ろす大キレット
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EF24-105mm F4L IS USM
北穂高小屋の夕食
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More・・・・・あと27枚、北穂高岳での写真がありますので見てってくだせ〜☆☆☆

by ymgchsgnb | 2015-07-25 08:00 | outdoor | Comments(0)
2015年 07月 24日

北アルプス・夢の縦走路へ「北穂高岳」篇

涸沢から見上げる北穂は、ザイテングラートよりも「壁」だ。まさに聳り立つ岩峰。
自身未踏の3,000m峰だけに、是非とも制覇したい山であるとともに、大キレットへの挑戦権を得るには
まずそこへ行かねばはじまらない。

夏の陽射しが照りつけようが、涸沢の積雪はまだ分厚い。雪上のテント村を抜け、涸沢小屋方面へと進んだ。
いつか涸沢小屋でジョッキパフェを頂きたいものだが、それは涸沢にゆったり滞在する余裕ができてからにしよう。

北穂へのコースタイムは約3時間。涸沢小屋のヘリポート脇からのアプローチとなる。
すぐに雪渓の直登がはじまるが、親切に雪切りしてあるので問題はないし、アイゼンも要らないだろう。
やがて雪渓が切れて、岩場になっても急登はつづくので息が切れる。
ひと呼吸付くたび振り返れば、夢のような涸沢の俯瞰が広がって見える。贅沢で過酷な登りである。

クサリやハシゴが現れ出すと北穂南稜と呼ばれる、岩尾根のスタートだ。
ストイックに登らないことには北穂には辿り着けない。標高も3,000mへにじり寄り、さらに空気は澄んで薄くなる。
心肺機能と四肢のチカラで、より高みへと登ってゆく。
「稜線はまだか、稜線はまだかぁ〜」と上を睨むも、なかなかそれは見えてこない。
コースタイム3時間ってのは妥当なのか?と疑いだすと、ようやく傾斜が緩んだ岩場に出た。
そこは北穂高小屋のテント場で、南稜テラスと言われる場所だった。小屋から大分離れたところにあるんだね。
ここまで涸沢を出て3時間半が経過していた。
これは自分ひとりで登っても、コースタイムを巻ける気がしない。

北穂分岐という奥穂へつづく稜線に着いたのがテント場から15分後。ここまで来れば北穂は射程圏内だ。
北穂山頂直下には残雪が厚く残っていたが、ここもちゃんと雪切りされているので安心。
でもその段差は大きく、一段一段越えるのに苦労した。その先にある最後の登りを越えると・・・
素晴らしい光景が広がっていた。感嘆の声が漏れる。16時30分、涸沢から実に4時間。
北穂高岳(3,106m)の頂上はガレ場だが、それまでの険しい岩場と違って優しい山頂だった。
槍ヶ岳が遥かに聳え、常念山脈や裏銀座、前穂までの穂高連峰全体が見渡せる。凄い(溜息)
まずは山頂直下にある北穂高小屋にチェックインだ。(つづく)

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<Canon EOS 6D + EF35mm F1.4L USM>
涸沢を見下ろす向こうには蝶ヶ岳
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新たな3,000m峰に登頂
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by ymgchsgnb | 2015-07-24 08:00 | outdoor | Comments(0)