山頂から下山し始めたのが6時。
標高3,000m辺りの「大砂走り」スタート地点に到着したのが7時半。
テンポ良く下りてきたつもりだけど、改めて時間を見ると結構かかってるんだな。
1時間半もかかったか・・・
それはさておき「大砂走り」を読んで字の如く、走りながら下り始めますが10分程で「宝永山」への
分岐に差し掛かります。
下界からも、山頂からもずっと見えていた宝永山と宝永火口。是非立ち寄りたいって思ってた。
その分岐点で迷うこと無く、一気に宝永山へ向かいます。
写真で見ての通り、近くで見てみると殺風景な黒い砂礫の山肌にエッジの利いた稜線が特徴的で、
一瞬現実の風景とは思えなくなるくらいの景色が目の前に広がっています。
そこを尾根伝いに道が延びていて、別世界へ歩き進んでいくかのようにさえ思うのでした。
ここで雨が「ポツリポツリ・・・」カッパを羽織る。
すると一気に雨が激しくなってきました!稜線に出ると、富士山で遮られていた風が一気に吹き付けます。
完全に真横からの横殴りの雨でした。なんとかカメラが濡れないように、タオルで覆いながら宝永山を目指します。
火口を見下ろすと、雨と風のせいもあるだろうが、足がすくむような抉れた火口。恐怖心が増します。
考えてみれば、1番最近(約300年前だけど)富士山が噴火したのはココなんだ!
最近活動期に入ってると言うウワサの富士山だけに、いきなり噴火するなよ?と願うばかり。
分岐点からほぼ平らな道を歩くこと数分、宝永山の頂上というか先端に到着。こんな碑がありました。
標高は2,693m。普通に日本のアルプス並に高い標高です。
これまたアリバイ写真をとっとと撮って、すぐさま引き返すのでした。
行きとは逆に、体の反対側を雨風が打ち付けます。
さぁ、本格的に「大砂走り」の始まりデス!
つづく・・・
<Canon EOS 5D + EF24-105mm F4
L IS USM>
蟻地獄のような火口
恐怖を覚える斜面
とっとと戻ります