槍ヶ岳登山を終えて、上高地から神奈川の自宅まで帰ってきたのは、高速をとばしても22時くらいだった。
そこから洗濯して明朝までなんとか乾かさなきゃいけない。山用のアンダーウェアだったり、サポートタイツなんて
何着も持ってないから、槍ヶ岳に持っていった装備をまた着るためにね。
それにさらなる寒さ対策を合わせて、荷物を組み直しパッキング。
救いだったのが、富士山ロケが翌日とは言っても、前フリロケを挟んだ翌々朝からの富士登山だったこと。
すぐ翌日だったら膝の痛みが全然癒えてなかったよ。
初日の前フリロケを終えて、富士山付近のホテルへ移動して仮眠、朝4時から吉田口5合目へ移動した。
富士登山は9回目になるけど、仕事での富士登山も、富士吉田口から登るのも「人生初」
個人的に登るのに、わざわざ混雑してる登山道から登ることないもんね。登りも下りも須走口が一番好きさ☆
ただ吉田口から登ることは今後一切無いかも知れないので、自分的に貴重な体験かも。
ロケ自体は出演者が多く、すなわち音声さん的には機材が多くなる訳で、8ch分のミキサーに加え、
出演者分のワイヤレスマイクの受信機を7波分も体の前に抱える。
それは通常のバラエティロケでも、結構な機材重量で少々萎えるんだけど、今回はメインの若手ミキサーがいたので
「疲れたら交代してあげて下さい」ってな感じの仕事依頼だった。
とは言っても予備機材やバッテリーなどの重量物を持って、サブカメラの音まわりの世話をしながらの登山になる。
ロケは進み7合目まで到着したところ、若手のミキサーが早くもバテた。
「よっしゃ!代わったるで〜」と7合目から始まる岩場を、機材で足元が見えづらい状況で登ってゆく。
前に抱える機材の重さと背中の自分のザックで、重たいんだけど何となくバランスが取れている。
出演者達は、初の富士山&登山初心者なので、当然ペースが遅いから自分的には疲れること無く登って行けた。
(カメラは小さくて軽く、自分の荷物も持っていない)カメラマン的には出演者の前から後からとアングルを変えて撮る訳だけど
その不規則なペースにも付いて行けてる自分に少々驚きながらも高度を上げてロケは進行してゆく。
予備機材を持って登ってくるのがやっとの若手ミキサーには、この先さらに酸素が薄くなる状況で、
もうミキサーは務めまいと判断したので、山頂までずっと自分がミキサーを担当することにした。
だって・・・ずぶん全然平気なんだもん☆
ロケ自体は10時間程かけて吉田口山頂へ着いて、ロケを無事終えた。
終始天気は安定していて、6合目辺りで太陽を浴びたとき暑かったけど、やはり山頂は真冬だね。寒い寒い。
でもなにより雨登山ロケじゃなくて良かったと安堵。
仕事の合間の休憩中に、iPhoneで写真をちょっと撮ってきたのでチラっと紹介しよう。
<iPhone 5>
朝の吉田口5合目は寒い
雲上の南アルプス
吉田口は山小屋が乱立してるんだねぇ〜
須走口と合流する本8合目で食事休憩
中華丼頂きました〜
唯一の吉田口山頂写真
即下山だったので、剣ヶ峰をバックに自撮りw
影富士