大菩薩峠からの尾根道は、適度にアップダウンを繰り返し快適に歩くことが出来た。
ちょっとした岩場を登ると、5分程で介山荘を見下ろす
親不知ノ頭という高台に来た。
さらに5分下ると、避難小屋のある
賽ノ河原だ。一体日本にいくつ賽ノ河原があるんだろうか?
そして登り返すこと10分で
神部岩という「標高2,000m地点」の道標のある休憩適地に着いた。
実際神部岩で休憩を取ってるパーティがいた。
コウリンカやアザミが咲き誇るお花畑を越えると、
雷岩という唐松尾根コースとの合流地点に出た。
ここも休憩に適した場所であるが、頂上はまだなのかな?と思いながら進むと、樹林帯に入っていった。
それまで一切濡れた地面は無かったのに、ここに来てややぬかるんでいる。
樹林帯で風が遮られるのか、ガスが漂っていて幻想的な雰囲気すらあるが、演出で煙幕を焚いているようでもある。
樹林帯を5分程歩くと、不意に広場へ出た。なんとそこが
大菩薩嶺(2,057m)の頂上だった。
9時55分。登山開始から2時間弱。森に囲まれた眺望のない頂上だった。
稀にこのような山頂があるが、百名山という冠が付いた山の中で、このような山が他にあるのだろうか?
頂上で休憩。という気はまったく起こらないので、数枚の写真撮影とセルフで記念写真を撮って、
そそくさと雷岩方面へ戻っていった。(つづく)
<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4
L IS USM>
大菩薩嶺頂上
親不知ノ頭
振り返ると介山荘
行く手は賽ノ河原
そして神部岩
雷岩
ここから樹林帯
そして頂上・・・
頂上の空
ずっとホバーリングしながらコイツに偵察されてた
とりあえず百名山ゲット!
親切な標識
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