御在所岳遠征から10日ほど経った4月末、またその時のメンバーが集結した。
各々が登山欲に火が付いていたGW前半のこと、自分的に何となく山の情報を探っていて、
漠然と「尾瀬の至仏山に登ってみたいなぁ」と思っていた。先輩に打診すると、御在所岳のメンバーに
大菩薩嶺山行に誘われているということだったのだが、急遽自分が計画した尾瀬山行に乗ってきた。
時はGW半ばの平日、自分は山口出張から飛行機で帰京してそのまま先輩宅を目指し、近畿・東海組も
先輩宅に向かいクルマを走らせていた。当の先輩は夜中までの生放送を終え、深夜タクシーで自宅を目指した。
一同が集結したのは夜中の2時半、いざ関東の北のはずれを目指した。
当初の計画ではGW中とあって、早朝には鳩待峠の駐車場のキャパを超え、停められそうにないので
戸倉の駐車場から乗合いバスで鳩待峠を目指そうとしていた。ところが6時のゲートオープン前に
到着できたので一か八かゲートへ向かうと、すでに40台ほど列を成して待機していた。
これくらいであれば鳩待峠に停められそうなのでそのまま並ぶこと30分、6時ピッタリにゲートがオープン。
まるでパレードのような隊列が、一路鳩待峠へと向かって行った。
実はこの尾瀬、GWの期間限定で入山が許される。つまり積雪期の尾瀬を愉しむには、この10日ほどしかなく
GW終わり〜夏まで植生保護のため入山が禁止される。だから登山客は、この時期尾瀬に集中するのだ。
しかも人気の鳩待峠〜至仏山〜山の鼻コースは、通常反時計回りの一方通行が原則だが、
この時期だけは自由で、バックカントリー客も多い。
準備が整い、登山を開始したのが7時過ぎで、鳩待峠(1,591m)から直接至仏山を目指す。
通常下り専用のコースを逆に登ってゆく感じがいい。しかもなだらかで息が切れない程度の傾斜がつづく。
鳩待峠からすぐに雪道になるのだけど、雪質は腐り気味だったので、一応アイゼンは用意してるものの
つぼ足で十分登ることができたのだった。(つづく)
<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
戸倉の先にあるゲートの開門を待つ
小至仏山と至仏山は見えている
鳩待峠駐車場はすぐに満車状態になる雪が崩れてクルマが埋まりそうでちょっと怖い
1日2,500円也
駐車場から鳩待峠はすぐ
鳩待山荘
下り専用コースから登る!
ゆるやかに、なだらかに
早くも小至仏山の斜面をトラバースしてゆく登山客
すぐに尾瀬の象徴
燧ケ岳と
尾瀬ヶ原が見渡せる
小至仏山手前の
オヤマ沢田代(2,040m)にて小休憩
ローソンで買ったカニカマが美味過ぎた件