「野球の観戦チケットあるから行きませんか?」とDeNAファンからの誘いを受けた。
たまたま休みだったでの、ありがたくその誘いを受けた訳だが、私は大の巨人ファンである。
当然そのチケットはライト側外野席だったので、DeNA陣営に忍び込んだスパイのような気分と言うか、
ただただ居心地の悪い4時間であった。
席は外野指定席の最前列。チケットにはわけありと記されている。これは最前列なのでフェンスが死角となって
見えにくい部分があることと、前の通路を往来する観客で見えにくいと言うことからわけありなのだろう。
敵陣と言うことでDeNAファンを装い、心を無にして周りのファンと同調してれば、巨人ファンだと気付かれずに
居られるかと思ったが、周りはほぼ全員DeNAのユニフォームを着ていて、完全に浮いた存在だった。
何よりも苦痛だったのはDeNAの攻撃中で、全員スタンディングで応援歌を口にしながら応援しているのに、
自分は同調できずに座ったまま。完全に四面楚歌である。嘘をつけない性格と協調性の無さゆえの超アウェー感。
試合は逆転に次ぐ逆転のシーソーゲームで、結果的には我が巨人軍が勝利した。
この日の先発で、少年野球チームの後輩である菅野投手の勝ちを中継ぎ陣が無にしてしまったのは残念だったが
仕事以外では20年以上振りの野球観戦を堪能(?)できて良かった。
こんな貴重な体験を与えてくれて感謝!
試合後、無念のDeNAファンの中にあって、隠しきれない勝利の笑みを苦虫を噛み潰した嘘の表情で割ってみたが
心の底から湧き出るVictoryは表れてしまっていただろう。
敵の袋叩きに会わずに、今も生きていられることに感謝である。
<iPhone 6>
みかん氷