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2015年 09月 23日

「行くぜ、東北」旅(6)〜 わんこそば 〜

朝からまともな食事をしないまま一行が向かった先は岩手県花巻市。
わんこそば花巻起源説を重視した我々は、盛岡をスルーしてここ花巻まで国道4号を南下してきた。

わんこそばをやっている数店舗の中から選んだのは、宮沢賢治も足繁く通ったと言うやぶ屋だった。
予約なしで伺ったものの対応可能とのことで、最奥の座敷に通された。
テーブルには各種薬味が置かれている。そばを茹で上げる間しばし待機。紙エプロンがあるのは何故だろう?

やがて給仕のお姉さんとともにお盆に重ねられたそば群が用意された。いよいよである。
お椀の蓋を取るのがスタートの合図。記念すべき一杯目を口に運ぶ。
温かいそばだったのが意外で、てっきり冷たいものと思っていたが北国だからだろうか。
そばはややコシがあって普通に美味しいが、味は二の次であろう。
空いたお椀目掛けて次々とそばが入れられる。最大6人までひとりの給仕が対応するという。
ここで紙エプロンの意味がわかった。お椀に勢い良く入れられるそばつゆの飛沫が飛び散るのだ。
増えてきたつゆはテーブル中央に置かれた大椀に捨ててゆく。

店によって一杯のそばの量が違うらしいが、ここは10杯でかけそば1杯分らしい。
そうは言っても量のバラつきが多く、めちゃくちゃ少なかった時の「ラッキ〜!」感はある。
100杯は無理でも50杯は超えてみたい。噛まずに呑み込むのが量を食べる鉄則だが、
ここはほどよく咀嚼し、わんこそば体験を堪能した。
給仕さん曰く、3〜40杯で辺りでスピードが落ちてゆくようだが、私ともうひとりの40代コンビは
一気呵成にお椀を積み重ねてゆく。
薬味など食べていたらそばの勢いが止まるじゃんと思ってたが、薬味や箸休めがないとそばが進まないのがわかった。
どんな薬味があるかと言うと、ねぎやのり、もみじおろし(本気で辛い)などなど。
中でも塩辛とすじこが自分のお気に入りで、そばの進みもよく、お椀も高く積み上がってゆく。

2〜30代の隊員は情けないことに進みが遅かった。もうひとりの40代も50杯を超えたのを区切りにお椀の蓋を閉めた。
私以外の隊員は好き嫌いが多く、塩辛とすじこが大量に余っていた。それらをもらって、さらにお椀を重ねる私。
大量に摂取している塩分と糖質のことなど未来へ投げ捨て、最後の追い込みをかけた。

71杯。これが私のわんこ初挑戦の記録。後先考えなければ100杯は行けただろうが、余力を残さないと
この先、旅を続けられなくなる可能性もあるので、70杯を区切りに蓋を閉じた。
70杯を超えた私のみ記念証を受け取ることができ、そこには関脇と判が押されていた。
その他隊員の成績は30代が40杯くらい、最後まで遅々と食べ続けていた20代は、哀れ30杯にも満たない記録。
しかしあとからやって来る満腹感と絶えずつづく膨満感の嵐に襲われるのは私だけであった。

一生に一度は経験してみる価値はあるが、二度やることはもう無さそうだ。
これで戸隠、出雲に、つづいて日本三大そばコンプリート!(つづく)

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
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マグロの刺身もあるよん
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宮沢賢治お気に入りの天ぷらそばとサイダーのセット
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by ymgchsgnb | 2015-09-23 09:30 | travel | Comments(2)
Commented by ノブ・キタ at 2015-09-25 17:55 x
わんこ蕎麦は蕎麦を不味く感じさせてしまうから
次は無いな
Commented by ymgchsgnb at 2015-09-26 10:40
> ノブ・キタ
人生で一度経験すればいいものだ。
でもやってみたいと言う人はたくさんいる。


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