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2016年 09月 06日

五龍岳日帰りピストンはつらいよ(2)

遠見尾根はハイキングコースにもなっているが、それは小遠見山までのこと。
ここから先は登山装備必至で、それ以外の者は立ち入れないよう警告看板がある。

この遠見尾根、思っていた以上に樹林帯が多く階段もキツイ。天候も悪いので足元はぬかるみ、滑りやすい。
お隣り八方尾根に比べると、あちらはアルプス的に開放的な尾根道で、女性らしい気がするのに対し
遠見尾根は「男坂!」な感じだ。もう少しアルプス気分を味わせてくれるもんだと思っていた。
そんな雰囲気なのと、景色の無さから登っていて愉しい気になれなかった。
途中撤退も視野に入れ、行けるところまでは行こうと決めた。

中遠見(2,037m)はこぶのようなちょっとしたピークだった。ただそこから一旦下りになるのが、下山時の登り返しが
不安になるほど、せっかく上げた標高を失ってゆく。
大遠見(2,106m)に着いたのが10時10分。小遠見山からのコースタイムが1時間20分のところ40分で来た。
問題はここから五竜山荘までの2時間30分に、ヤセ尾根やクサリ場が多数あること。
それに、このまま休憩なしのハイペースで行くと、徐々に膝上辺りの太腿が攣ってくるから注意だ。

数々のぬかるみを越え、西遠見(2,268m)では行動食を立ったまま摂ることにした。
ここから稜線まではヤセ尾根や滑りやすいクサリ場があるから注意なのだが、問題は下りだろう。
そんな憂慮は後回しにして、今はただ登りに集中することにした。

晴れていればお花畑なんだろうという霧野原で、稜線の雰囲気を感じた。
そこは下山時にわかったことだが、白岳(2,541m)という唐松岳への分岐点で、連峰の稜線にいることを示していた。
時折、台風の大外を回る東風だろうか、強い風が稜線には吹いていた。
相変わらずの濃いガスに山荘はまだ見えないが、ガレ場を九十九折りに下ると突然赤い小屋が霧から現れた。
その五竜山荘(2,490m)へは、大遠見から1時間30分で来たので、ここまで相当時間を稼げた。

武田菱が描かれたシャッターは風に煽られバシャンバシャン音を立てている。
汗とも雨ともわからぬカラダの濡れに稜線の風を考慮して、山荘の軒先でやっとカッパを着込んだ。
しかしここでも休憩は取らない。ちょっと山荘内を覗くと例の「山が好き酒が好きTシャツ」が売っていた。
酒は別に好きじゃないので買う訳にはいかない。

現時点で11時40分。何とか昼前にここまで来られた。これなら五龍岳山頂へのアタックを許される時間だ。
そしてひと気のない五竜山荘を山頂に向けて進むのだった。(つづく)

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
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五竜山荘
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狭い箇所も多い
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中遠見
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大遠見
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側に池がある
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西遠見ノ池
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ザレた登り
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階段
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クサリ場
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お花畑だろね
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チングルマも第二形態に
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白岳付近の唐松岳への分岐点
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霧の中から五竜山荘
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by ymgchsgnb | 2016-09-06 08:00 | outdoor | Comments(0)


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