箕冠山からの下りは、今回のルートで一番残雪があるポイントだった。
しかしアイゼンやピッケルなど必要としないで普通に歩ける。踏み抜きはしたけどね。。
その数十メートルの残雪を抜けるとご褒美のような景色が目に飛び込んできた!山をやっていて良かった瞬間。
根石岳との間の稜線が素晴らしく雄大で息を飲む。一見荒涼とした道ではあるが、もう少ししたらコマクサなどの高山植物に彩られるはずだ。
早くその稜線を歩きたくて、気持ちが急いてしまう。
行ってみると
根石岳山荘が西側経っており、西寄りの風が強かった。風の抜け道なのだろう。
ここからは下っては登るの繰り返しだけど、見た目ほど標高差はないので、すぐに次の目標に到達できた。
実際箕冠山から根石岳へは15分だった。
少し岩場のある根石岳(2,603m)からは歩いてきた道と硫黄岳、反対に北側にはすぐそこに天狗岳の双耳峰が聳えていた。
根石岳からの下りはちょっとした岩場なので、今回初めて足元注意的な感じである。
10分程で下り切ると、そこはかつて下った白砂新道への分岐点。ここだけ白い礫が広がっており晴れてなくても眩しい。
さていよいよ東天狗岳へ登り返す。より岩場が多くなり、クサリや足場が架かっているところもあるので要注意だ。
手足を使って登る愉しさも味わえるので個人的には好きだ。
20分岩場を攻め、9時50分再び東天狗岳(2,640m)へとやってきた。
最終目的地は次の西天狗岳なので、5分程景色を見回してすぐに西天狗岳へと下ってゆくのだった。(つづく)
<iPhone7>
正面は根石岳
<Canon EOS 6D + EF35mm F1.4L USM>
白砂新道入口から天狗岳を見上げる
箕冠山直下の残雪帯
気持ちの良い稜線だこと!
根石岳登頂
箕冠山方面を振り返る
歩いてきた道と爆裂火口
白いところが白砂新道への分岐点
根石岳から双耳峰の天狗岳を望む
根石岳からの下りは足元注意
礫の色が変わる
まずは東天狗岳へ
白砂新道入口を振り返る
足場が渡してある
東天狗岳直下はクサリ場
再びの東天狗岳