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2019年 07月 10日

入院日記「腹腔鏡下胆嚢摘出術」(1日目)

3月初旬、保険見直しの審査中に起きた鈍痛。3月末、町医者での検査、診断。4月初旬、紹介状を持って国立病院へ。
ブログでも書いたように4月中は精密検査をいくつか。5月中旬、痛みの原因が大きな胆石によるものと特定。胆嚢摘出術の適用になります。
「どうします?取っちゃいますか?」「はい」とふたつ返事で手術と相成り、手術の混み具合もあって7月初旬の入院&手術となりました。

ここでは、現在胆石症を患っていて、これから手術するか悩んでる人、または手術を控えてる人への不安解消。もしくは不安を煽ることも・・・。
そして意外と多い胆嚢摘出術を受けた人がこのブログを見て「比較」「共感」「あるある」を感じてもらえればと。
自身の5泊6日の初入院生活、初手術、術後から退院までの感想を持ち込んだiPadで日記をつけていたので、それを元に日を追って記したいと思います。

入院日記「腹腔鏡下胆嚢摘出術」(1日目)_f0157812_08233699.jpg

入院1日目

twitterのフォロワーさんに、入院生活にあったら便利なモノなどの助言などを受けて用意した荷物を携えて、午前10時30分いざ入院受付。
保証人を立てなかったので、50,000円の保証金を納め、指定された病棟のスタッフステーションまで自分で向かった。
歴史ある古い国立の病院なので、外来棟はまるで廃校になったロケセットのような雰囲気だが、病棟は築10年ほどと新しく安堵した。

手術日〜翌日は個室を予約してくださいと医者に言われてたが、それ以外の日はケチって無料のタコ部屋(4人部屋です)を予約。
看護師に案内されて向かったタコ部屋は、パイセン方がすでに3人いる部屋の廊下側。
ひと通りの病室の説明を受け、退院までのスケジュールを確認。荷物を閉まったりしている内に昼食の時間となった。もう食事出るだ。
人生初の病院食は以下の通り。健康的に問題がある訳じゃないので常食と呼ばれるもの。

入院日記「腹腔鏡下胆嚢摘出術」(1日目)_f0157812_08233522.jpg

気持ちでは「もっと食べたい!」と思っていても、極小量で十分満腹感を得られるお年頃(あ、当方40代半ばです...)になっているので十分だと感じた。
この日からは意識してゆ〜っくり時間をかけて、良〜く噛んで食事を摂るよう心掛けた。業界の早飯癖を改めねばならない!
そしたらもう満腹感で満たされ、米200gは多いと感じた。普段お子ちゃまのような茶碗で食べているので、丼ぶり飯は多過ぎると感じた。
常食だからだろうか、味気ない病院食のイメージは微塵もなく、それぞれの美味しさに感動したほどだった。

食後は「手術についてのDVD」を見てもらいますと言われ、雑モノ置き場のような部屋で、4対3のブラウン管でDVD鑑賞をした。
手術についての説明というより、麻酔で肺機能が低下した時の深呼吸の仕方、腹の傷によって腹筋が使えないので、ベッドから起き上がる起座の仕方などの
5分弱の簡単な内容だった。事前にもらっていた入院の案内に載っていたものなので予め知っていた内容ではあったが、改めてということなのだろう。

それ以降は手術に必須なグッズを用意してきてくださいとのことで、売店でT字帯(ふんどしの様なもので、手術中いつのまにか履かされるもの)と
弾性ストッキング(術後、寝たきりになることによる血栓予防のタイツ)の2点を購入。45歳未満は弾性ストッキングを自費購入とのことで、若さを憂いた。
45歳以上は提供されるのだろうか?T字帯は350円と安かったが、弾性ストッキングは3,240円と高く、胆石発作のように鈍く痛い出費となった。

午後は麻酔科医が来て確認事項(アレルギーの有無や口内観察、首を大きく反らして喉元を見ていた)や説明があった。
そして看護師によるへそのゴマ取りの儀が厳かに執り行われた。常に洗っているから「キレイですね〜」と言われながらも、さすがにへそをグイっと
やられると「ウッ」となったりもした。
シャワー時間が16時まで(意外と早い)なので、手術を控えてカラダをキレイにした。
私が嫌いな水量が弱いのに痛いタイプのシャワーヘッドで、温度調整もままならないポンコツシャワーだったが、床はTOTOのカラリ床だし古くはない。

18時、サッパリした?ところで夕食。
コロッケだぁ!と食べてみたら「とんかつ」でした。薄味派のわたくしは、付属のソースなんて付けません。
こちらも美味しく、上々の満腹感をもって頂きました。
入院日記「腹腔鏡下胆嚢摘出術」(1日目)_f0157812_08233581.jpg


食後に検温、血圧測定があった。平熱が36度ちょいのはずなのに対して、なぜか36度後半以上の微熱?が以後つづく。

この日の食事は21時まで。飲水は翌日(手術当日)の8時までの制限となり、さらにOS-1×3本(1,500ml)のノルマが課せられました。

入院日記「腹腔鏡下胆嚢摘出術」(1日目)_f0157812_08233521.jpg
経口補水液は飲んだことなかったので、一体どんな味がするんだろ?と興味があったので、すぐ口にしてみた。
ポカリスエットなどのスポーツドリンクに「近い」味と表現すればいいだろうか。
体内の浸透圧にごく近いので、すんなりカラダに吸収され、不思議と飲むのがキツくありません。多分一気に3本いけるくらい。
しかしそこは計画的に夜、夜中、朝に分けて1本ずつ飲み切った。

OS-1のCMに所さんが出てるけど、所さんも数年前に胆嚢摘出術受けてるよね〜因果関係あるのかな?なんて。
単に過去に熱中症で倒れたことがある経験から、説得力があるとCMに起用されたんでしょうね。災い転じて福となす典型。

食後は何も予定がなく、消灯を待つのみ。
つい時間があると、翌日の手術について枕を濡らす・・・もとい、多少不安な夜を過ごしでしまうもんで、努めて余計なことを考えないように過ごしました。
21時に部屋の電気が消されるや否や、隣りからイビキが響いてきて「パイセンやってくれるぜ」となった。
そんな早く寝られるかよと思ったけど、意外や意外負けずにこちらもすぐに入眠してしまいました。


by ymgchsgnb | 2019-07-10 11:29 | essay | Comments(2)
Commented by ノブ・キタ at 2019-07-12 15:33 x
退院したのか?
経口補水液がうまく感じる人は異常な状態にあるらしいぞ・・・
脱水症状とか
Commented by ymgchsgnb at 2019-07-12 15:41
全然脱水じゃないよ。
美味しくはないけど、ポカリみたいな味がしたぞ。


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