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カテゴリ:outdoor( 493 )


2019年 05月 12日

令和初登山「高尾山新緑ハイク」 〜 後編

登山開始から1時間とちょっとで高尾山(599m)に登頂を果たしました。
ダイエット山行なので少し物足りなさを感じましたが、今回は城山や景信山までは足を延ばしません。

高尾山の頂上というと観光客やハイカーでごった返す光景がデフォルトでありますが、GWの平日朝8時半となれば静かなもんです。
ケーブルカーも始発が8時なので観光客も居ず、早朝ハイカーのみの楽園であります。
しかしその「楽園」にもウザったいものがいました。小蝿のような飛び虫です。
これは山頂付近だけに限ったことでしたが、顔の周りをブンブン飛び交い不快極まりない。まさしく五月蝿い(うるさい)とはこの事。
低山ハイクはこれがネックですよね。2,000m級以上の高い山ではこんな不快なことはありません。(登山口近くではありますが)
纏わりつく虫たちを追い払いつつ、山頂で写真を撮ったり、休憩したりして過ごした。
場所によっては虫も少ないのでついつい長居してしまい、45分程山頂に滞在していました。

9時15分、下山開始。稲荷山コースで下ります。
山頂からの急階段を小気味良く下ってしまえば、後はなだらかな道がつづきます。緩い階段も整備されてるし、中盤は道も広い尾根筋なので
6号路とは違いカラっと乾燥しています。もちろん纏わりつく虫もいません。

さすがにこの時間になるとすれ違うハイカーの数も増えてきました。
テンポ良く20分程で稲荷山展望台まで下ってくると、小学校の遠足なのか児童の集団がドンドン登ってきました。
無邪気に元気良く挨拶されると、こちらもニコやかに応じます。これが全員に挨拶されるとキツいものがあるんですけどね。笑

稲荷山からは多少勾配がキツくなり、コケたら痛そうな岩も増えてくるので、調子良く下るのも注意が必要になります。
ガンガン登ってくる子供たちを避けつつ道悪なルートを選択すると、余計足場が悪くなるので慎重にもなります。
転んで子供たちを巻き添えにしたら、目も当てられませんからね。
以後、稲荷山コースの登山口まで、数百人レベルの小学生たちとすれ違いました!

10時に駐車場まで戻ってきたので、下山は45分とあっと言う間でした。
ケーブルカー清滝駅や高尾山口駅前は、もう人でごった返しておりました。やはり平日でも相変わらずの高尾人気です。

今回は初めて6号路で登って、稲荷山コースで下りましたが、これぞハイキングの「高尾山ベスト」だと思った。
6号路ははじめなだらかで、最後階段になるんですが、階段に達する頃には足腰的にも心肺的にもウォーミングアップがなされていて
試練の階段でも息が上がらなかったし、下りの稲荷山コースも山頂直下の階段だけで、あとは膝に優しい尾根道。
観光客を避けて静かで野趣あふれるハイキングをしたければ、このルート設定がオススメです。
他にも「裏高尾」などのコースもオススメはいっぱいあります。


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高尾山
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稲荷山(400m)
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by ymgchsgnb | 2019-05-12 09:17 | outdoor | Comments(0)
2019年 05月 11日

令和初登山「高尾山新緑ハイク」 〜 前編

令和最初の登山は、GWに北アルプスなどの雪山へ泊まりで〜なんて計画もあったのだが、スケジュールが合わず断念。
来たる夏山、秋山シーズンに向けて、このぶくぶく太ったカラダをどげんかせんにゃならん!
まずは手軽に近場の丹沢か奥多摩辺りでダイエット山行だ。ついでに新緑も愉しんじゃおってことで、選んだのは高尾山でした。

ここ数年は稲荷山コースで登って、6号路で下ってくることが定番になっていたが、今回は逆を辿って6号路から登って、稲荷山コースで下ろう。
いつも停めてる高尾山麓駐車場は、新緑と紅葉の時期は割高になるが、アクセスが良いので今回もここに駐車。

歩き出したのが7時30分。土産屋もまだ開店前で、GWの喧騒も過ぎ去り静かな朝です。
6号路は野趣あふれるコース。新緑とシャガの見事な群生に見守られながら沢筋を攻めてゆく。
いつもは駆け下っているコースなので、それよりは幾分流れる景色はゆっくりしていて、岩屋大師や琵琶滝などの見所もよく見られた。

谷筋をゆく6号路は1日を通して日陰部分が多く、足元が湿りがちだ。滑りやすい岩もあったりするので若干注意が必要。
とは言え全く危険な箇所はないと言っても過言ではなかろう。
観光客でごった返す1号路に比べたら、登山向きで静かに高尾山を目指せる。
そして何よりもず〜っとなだらかで、いつの間にか山頂に達することができるので、登りにも下りにもオススメだ。
但し、最後の最後は階段がつづくので悪しからず・・・。

ダイエット山行ではあったが、大汗を掻いたり息を上げすぎないようにゆっくり登ること約1時間、やがて山頂直下に到着した。
山頂直下のトイレ前の水道で、顔まわりの汗を洗い流す。薬王院をすっ飛ばして来てるので、手水でカラダを清めるようなもんか。
意外に冷たい水でサッパリ爽快になったので、いざ山頂を目指すのであった。(つづく)

撮影日:5月10日


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週末は若葉まつりイベントがあるようです
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新緑
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by ymgchsgnb | 2019-05-11 09:18 | outdoor | Comments(0)
2019年 03月 25日

雪の縦走路「武尊山」(5)

早めに(できれば12時台に)下山したかったんだけど、山頂で結構寛いでしまったので、下山を開始したのは11時40分になってしまった。
下山と言っても同じルートを帰る訳なので、アップダウンの縦走になる。登りだって結構ある。

行きの道中「こんな急登だと下りは結構恐いなぁ」と心配した箇所がいくつかあった。
下界は20度くらいの気温だったらしいので、2,000mの標高と言えど、高度における気温の逓減率によると10度は超えていたはずだ。
なので雪も多少腐り始めていた。果たしてアイゼンの爪は効くだろうか?そんな心配を他所に、尻セードで大斜面を滑ってゆく人たちもいた。
やや高齢と思われる人たちだったし、斜面も簡単なものじゃなかったので、やや危険な行為だと感じた。

自分はと言うと前述の心配は杞憂に終わる感じで、腐り気味の雪がクッションのようにふわふわと下ることができた。
緩めの斜面なら小走りで下れるくらいだった。急な下りもアイゼンがちゃんと効いてくれて安心した。
ただ登り返しでペースを上げると心肺機能の劣化、もしくは体重増による負担がのしかかってきた。
今年は減量の意味でもコンスタントに山に登らないとな・・・。

そして再び剣ガ峰山に近づいてみると、まさにアイスクライマーだなと思った。でもスケール感が小さいので案外すんなり登り返し山頂に立てた。
あとは最初の急斜面の下りをクリアできればゲレンデはすぐだ。アイゼンの足の着き方やピッケルの使い方を基本に忠実に下り、無事クリアできた。

あとはグズグズの斜面を下りゲレンデトップに戻ってきた。時刻は12時40分。1時間で戻って来れた!
行きよりも写真を撮ってないなどの理由もあったけど、かなり体感的にも早く帰って来れた感触もあった。当初の予定通り12時台に帰還できた。
あとはリフトを乗り継いで下るだけ。リフトは基本下るものじゃないので、係員を呼んでICカードを見せ、リフトで下ったところでICカードをタッチ。
地味に大変だったのは桜川エクスプレスまでの緩い登り斜面を歩く時に、もうアイゼンを外しているので、登りだわ滑るわで歩きにくいの何の。

リフトに乗りながらも、相変わらずの大くしゃみをかましながら13時10分にチケット売り場へ戻ってきた。
ここで大事なのが、ICカードを返却して500円を返してもらう事と、名前を言って下山の報告をすること。
登山届と照らし合わせて、無事下山完了となる。オンラインの方の届にも下山届を出して終了だ。

短めなルートだったけど歩き応えがあるし、今回のように晴れてれば大絶景が約束されてるし、厳冬期が終わった頃に毎年通いたいと思った。
そして今回の登山でヤマレコに書いた山行記録が99回目になった。記念すべき100回目の山行記録はどこの山になるのか。どこの山にするのか
今から愉しみでならない。


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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
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by ymgchsgnb | 2019-03-25 08:56 | outdoor | Comments(0)
2019年 03月 24日

雪の縦走路「武尊山」(4)

ゲレンデトップから約1時間半の10時45分。たった1時間半とは思えないような歩き応え登り応えを感じての山頂到達。
日本百名山武尊山(2,158m)に立った。ここへ来るのは積雪期と決めていたので感無量の登頂だ。

平日でも20人近い登山客が山頂にいたんではないか、この積雪期に。入れ替わり立ち替わり登ってくる人たちも多い。
居心地も良く天気も良いので、結果的に1時間近くも滞在してしまった。

何をしてたか。360度大絶景大パノラマを堪能してたに違いないではないか。
標高の高い山でこんなに晴れたのは相当久しぶりだ。2018年は丸々味わえなかったはずだ。
晴れ男ではあるが、山頂ガス男の異名も自身で感じていたこともあって、汚名を払拭できたようだった。

では望遠レンズにわざわざ付け替えて、周囲の山々を覗いてみよう。
南側は春の霞みか花粉の霞みか、はたまた気温上昇のための水蒸気かハッキリとしない赤城山皇海山
東に奥白根山と日光連山。北東には尾瀬の象徴燧ヶ岳至仏山。越後の白亜の雪山は巻機山など。色の白さは百難隠すといった感じで美しい。
白毛門谷川岳の谷川連峰。万太郎、仙ノ倉、平標の稜線の奥に苗場山。西の浅間山四阿山はほとんど霞んでいてぼんやりしている。
まぁ百名山ばかりのビッグネーム揃い。剣ガ峰山も望遠で覗くとこれまたカッコ良い。登ってきたクリスタルエクスプレスも見えた。
空気が澄んでいたら北アルプスや八ヶ岳、富士山も見えたりするのだろうか。

ランチには早い時間だけど、お腹の受け入れ態勢は整っている。居心地の良過ぎる山頂飯と行こう〜。
最近ソロではコンビニ飯がほとんどで、この日もまた然り。「悪魔のおにぎり」や「八天堂監修のフルーツサンド」など魅惑のランチとなった。
その他糖分過多となったランチで気分を満たし、あとはただボ〜ッとして過ごした。
まさか1時間も山頂に滞在するつもりじゃなかったけど、この素晴らしい景色がそうさせてしまったのだった。(つづく)


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<Canon EOS 6D>
EF24-105mm F4L IS USM
武尊山から剣ガ峰山
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by ymgchsgnb | 2019-03-24 10:00 | outdoor | Comments(0)
2019年 03月 23日

雪の縦走路「武尊山」(3)

何か変だぞ。これってもしかしてアレか?
くしゃみ連発、止めどなく溢れてくる鼻水。紛れもなく花粉症の症状に他ならない。
言わば花粉から逃げるように雪山へやってきたところがあるのに、少雪の影響なのか、それとも当たり前のことなのか、花粉は飛びまくっていた。
見渡せば雪は標高の高い一部分で、大部分は樹々が見えている。川場スキー場にやってくる途中にも花をたわわに実らせたスギが乱立していた。
気温上昇にともない上昇気流に舞い上げられた花粉は、標高2,000mの稜線へも飛んでくる訳です。
しかもその量は都会の比ではなく、とても濃い密度を持った花粉なんだろう。
斯くして、鼻を啜りながら武尊山への登りに差し掛かるのであった。

朝まで花粉症状もなかったので、何故かあんなに軽くて嵩張らないクスリをクルマに置いてきてしまったことが慚愧の念に堪えない。
マスクなんかも持ってきてないけど山登りながらマスクしてる人いる???見たことないし苦しいよね。
ちょっとした急登を繰り返しながら、心臓バクバク息を切らし、涙目になりながら鼻を啜る辛さ。
鼻をかむちり紙もなく、時折手っ取り早く手鼻をかむこともしばしば。それも面倒になると、鼻から溢れる鼻水をそのまま飲んで水分補給。
もはや最悪な顔面。人に見られてはならない何ともおぞましい状況だ。

そんな中、やがて武尊山山頂へ向けて最後の急登が目の前に立ちはだかる。まるで富士の山頂に向かうような世界観だ。
トレースはいくつもの道に分かれ、各々のルートで登っているようだ。ジグザグで行く者、自分に厳しく鬼の直登で行く者それぞれだ。
自分はそのミックスで直登で疲れたらジグザグの進路を変えつつ、自分のペースで挑んだ。
長いような急登だけど実際は10分程で山頂稜線に出られた。ようやく尾瀬、日光側の視界が開けた。
2,000m級の稜線だけあって、今までは見られなかった海老のシッポ状の雪面へと変わった。
冬の厳しさを感じる世界をさらに歩くこと5分で、ついに山頂に着いた。(つづく)


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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
武尊山への最後の登り
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武尊山への道のり
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by ymgchsgnb | 2019-03-23 14:24 | outdoor | Comments(0)
2019年 03月 22日

雪の縦走路「武尊山」(2)

はじめ見た時は、その天を突くような鋭鋒に怯んでしまったが、近くに来てみるとスケール感に違和感を感じた。
思ったより小ぶりな突起というか、岩稜というか。その急登もほんの僅かなものだった。

剣ガ峰山(2,020m)の山頂部は細く狭いリッジになっていて、両側は鋭く切れ落ちている。
この日は無風だったが、強風時はとても危険だと感じた。高度感は凄まじく、恐怖心が湧き起こるかと思いきや、360度の大パノラマが見事で
そっちに目が奪われて恐怖感はさほど感じない。冷静になるとトンデモない場所に立っているなと我に帰るが、特に国境の白亜の稜線が美しい。

剣ガ峰山のリッジではすれ違うのがやっとで、すれ違いざまにザックで押してしまっては大変なことになると注意した。
もしザイルで繋がれている同行者が滑落した場合の反対側の崖に飛び降りるセオリーってあるけど、いざとなったら自分にはできるだろうか?
そんな想像なぞしてみたり。

達成感もあり、景色にも大満足してしまったが、目指す場所は武尊山だ。歩を先に進めなければならない。
しかし剣ガ峰山からの下りこそが、今回のルートの核心部。ゲレンデ側の登り斜面はただの雪面だったのに対し、武尊山側は崖のようになっていてる。
だけどちょうど良い按配にステップや岩の手掛かりも適度にあり、絶好の場所に取っ手のような根っこがあるので思ったよりは簡単に下降できた。
但し、足を踏み外したらタダでは済まされないことは確かだ。

核心部をクリアしたら、小さなアップダウンを繰り返し鞍部に向けて標高を下げてゆく。眼前に迫る武尊山を目指してる割に、クリアしてきた
剣ガ峰山ばかり振り返ってしまう。惚れ惚れしてしちゃうよな。最高の天候の景色の中、雪の稜線を歩けるなんて、雪山ハイカー冥利に尽きる!
意気揚々と歩いて行けるはずだったが、何やら鼻がムズがゆく鼻水がヤケに垂れてくるぞ・・・(つづく)


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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
狭いリッジをゆく
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登りはヨイヨイ・・・
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by ymgchsgnb | 2019-03-22 10:11 | outdoor | Comments(0)
2019年 03月 21日

雪の縦走路「武尊山」(1)

今回は時間的に余裕があったので神奈川〜群馬を一般道のみで行って来いすることに。経済的には余裕が無かったみたいです・・・。

目指した武尊山(ほたかやま)は、上州にある日本百名山のひとつに数えられる山で、標高は2,158m。この時期まだまだ完全な雪山です。
危なくないのか?多少危険な箇所はありますが、スキー場のリフトで1,870mまで上がれるので冬期登山としては初〜中級なコースでしょうか。

川場スキー場へは関越道の沼田I.Cが最寄り(当然高速には乗ってません)で、I.Cからは30分弱の位置にあります。
1,000台を収容する巨大な立体駐車場は午前6時より入場可能で、全日無料で停めることができます。
1〜6階が駐車場で、各階に暖房付きトイレや更衣室があります。エレベーターで7階に上がるとスキーショップや売店、食事処がたくさんあります。
チケット売り場も7階にあって、午前8時より販売開始となります。
登山客は事前にオンラインなどの登山届を提出した有無に拘わらず、スキー場専用の登山届を書いて提出しないとリフトチケットが買えません。
2つのリフトを乗り継いでゲレンデトップを目指すので、往復2,000円 + ICカードのデポジットとして500円(後返却)の計2,500円かかります。

平日だったけど意外にも登山客が多かった。列島を覆う巨大な高気圧と気温上昇の予報に吸い寄せられて来たのだろうか。
午前8時30分になるとリフトの運行が開始され、スキーヤーやスノーボーダーと登山客を次々に上へ上へと運びはじめました。
リフトに乗っていても手袋が要らないほど寒さを感じず、これは登りで相当の大汗をかく想像ができた。

桜川エクスプレスクリスタルエクスプレスを乗り継いでゲレンデトップ(1,870m)に到着。すでに照つける陽射しが熱く感じられた。
サングラス越しでも眩しくて目を細める。手早くアイゼンを装着して、薄着に着替え直し、頭にタオルを巻いた。
久しぶりのピッケルを手にして、目の前の斜面に取り付いたのが9時過ぎだった。

まずはちょっとした急登を5分くらいで登り切る。振り返れば春霞みの向こうに赤城山が見える。タオルはすでに汗が滲んでいた。
つづいて、リフトから岩壁要塞のように見えた「まさかアレ登るんじゃないよな!?」というまさに崖が立ちはだかっている。
先行者がすでに取り付いているが、なかなか苦心してるように見える。南側は雪庇があるので、北寄りのコースを登ってゆく。
いきなりの急登に心臓が破れそうな音がする。なるべく汗をかかないようなペースを意識したが、逸る気持ちと気温にさらに汗が滲んだ。
聳り立つ斜面との10分程の格闘の末、最初のピークにして核心部の剣ガ峰山が目の前に現れた。山名に恥じない立ち姿だ。
実に凛々しい鋭鋒ではないか!惚れ惚れする山容だ。マッターホルンのミニチュア版とでも言ったところか。
その鋭く尖った斜面に一歩一歩近づきつつ、緊張とも興奮ともいえない鼓動を高鳴らせるのだった。(つづく)

撮影日:3月20日

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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
川場村から武尊山(中央)
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剣ガ峰山
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by ymgchsgnb | 2019-03-21 17:07 | outdoor | Comments(0)
2019年 03月 06日

西吾妻山スノーシュー(5)

12時10分、下山開始。
下山と言っても西大巓へ再び登り詰めることになるのだが、ここでひとつ「巻き道」を選択して西大巓の山頂をあまり登り返さずに帰る道がある。
ただし、その道はリスクが伴う。西大巓の東側斜面をトラバースしてゆく道のため、積雪期は雪崩の危険が伴うのだ。
いくら登り返したくなくても、積雪期は行かない方が賢明である・・・

しかし私は賢明ではない。雪質は硬めで、おまけに週末に付いたと思しきトレースが残っている。
ちょっとした樹林帯もあることから、そこを抜けていけば最悪樹々が守ってくれるかも知れない。

愚かな私は、その斜面をトラバースし始めた。
雪崩リスクを避けるためには、如何に早くこの区間を通過するかだ。しかしスノーシューでのトラバースは思いの外、簡単ではなかった。
どうしても足に板状のモノが付いているため、どうやっても足を水平に保てず足首が悲鳴を上げる。
追い討ちをかけるようにトレースは心許なくなってゆき、徐々に雪はパウダーと化しラッセル状態になっていった。
斜面を上ろうと足を進めても、全く同じ位置まで足が滑り戻る状態に陥った。最早行くも地獄戻るも地獄となり、巻き道を洗濯したことを後悔した。
良い子のみんなは素直に西大巓の山頂を目指そう。

焦りの冷や汗なのか、踠いて暑くなった汗なのかわからないが、頬を汗が伝った。
しかし私は不屈の闘志でここを切り抜けた。時間にしてわずか15分で、西大巓の登りの時のニセピーク手前、樹林帯の終わりまでワープできた。
結果たった15分で、かなりルートを短縮できたが、15分も雪崩のリスクに自身を晒してしまった愚行でもある。
改めて、良い子のみんなは同じ轍を踏まないように!

そこからは樹林帯を喧しいくらいガリガリ言わせながら、宛らモーグルの如く下り、13時10分にはゲレンデトップに到着した。
リフトの下りは利用できないので、ゴントラまでゲレンデを歩いて下らなくてはならない。
午後のゲレンデが雪が腐り気味で、スノーシューでも滑り出す始末。全体を通して、ある意味一番スポーティだった時間かも知れないほど。

15分程ゲレンデを下るとゴンドラトップに着いた。ゴンドラの下りはリフト券1枚が必要。
スキー場をゴンドラで下りる人は登山客だけだろう。スキーヤーからしたら何て勿体ないことをしてるかと思われるだろう。
駐車場まで戻ってきて山を振り返ると、西大巓西吾妻山もまたこちらを見ていた。どうやら「また来いよ」と見送ってくれているようだ。

帰りは駐車場のすぐ上にある裏磐梯グランデコ東急ホテルの「ぶなの湯」で弾丸ドライブとスノーハイクの疲れを癒した。
これで会津若松でソースかつ丼でも食べて、ゆっくり行けるところまで一般道で家路につくとする。


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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
西大巓の東側斜面
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ゲレンデを下る
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by ymgchsgnb | 2019-03-06 07:49 | outdoor | Comments(0)
2019年 03月 05日

西吾妻山スノーシュー(4)

登ってる時は気付かなかったけど、西吾妻山山頂直下の樹氷原には、西吾妻小屋という避難小屋がある。
山頂から赤い屋根が見えて「あそこにあったのか」と初めて気付いた。
それよりも青空が優勢になってきたこともあり、西吾妻小屋の向こうの山形側の展望が開け、飯豊連峰の雄姿を拝めたことに感動。

西大巓から西吾妻山の稜線は、福島と山形の県境だ。
このまま天元台方面へ下って、米沢の高級すき焼きへ吸い込まれそうな感じだった。
ちょうど正午を迎え、空腹のベルも鳴り出したので、樹氷原のど真ん中でランチを決め込むことにした。
晴れ出した樹氷原で頂くコンビニ飯は、米沢のすき焼きにも匹敵する美味しさだ。

そんな最高のおにぎりを頬張っていると、ほんの一瞬だったが、西吾妻山山頂付近一帯が青空に包まれた。
青と白のツートーンの世界。アイスモンスターが織りなす陰影の美しさと、造形の愛らしさ。
ただただ素晴らしい。2年前の蔵王で叶わなかった景色をやっと西吾妻山で味わうことができた。

蔵王もいつかはリベンジが必要だが、それよりは若干近い福島でも、こんな素晴らしい景色が見られる。
来年からは常にチャンスを窺っていよう。もっと雪が多く、モンスターたちもリッチになってることを願って。(つづく)


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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
西吾妻山の樹氷
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樹氷原と飯豊連峰
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by ymgchsgnb | 2019-03-05 16:36 | outdoor | Comments(0)
2019年 03月 04日

西吾妻山スノーシュー(3)

西大巓からは一旦大幅に下ることになる。南側の斜面のヘリに沿って鞍部をゆく。
振り返ると西大巓はまったく白く空に溶けて見えなくなっていた。
西吾妻山までは、そこまで高低差はないものかと思っていたが、結構な標高差をゆくんですね。帰りに登り返すのが嫌になっちゃう。

鞍部まで来てみると南側の展望が開けた。相変わらず磐梯山は見えないが、少し展望があるだけでホワイトアウトの不安が晴れる。
いよいよ西吾妻山へ向けてじんわりとした登りに差し掛かったところ、西大巓の上空に青空が広がった。
青空と真っ白な西大巓のコントラストに胸がすく。これそこが見たかった景色。これから辿り着く西吾妻山でもなり得るだろうか。

西吾妻山の高みへ詰めてゆくともに、徐々に周囲の樹々が姿を変えはじめた。アイスモンスターだ。
2年前に蔵王では叶わなかった樹氷原についに足を踏み入れた。あとは青空の出現を願うばかり。
迷路のような樹氷の合間を縫って山頂を目指す。これはホワイトアウトになったら方角も何も全くわからなくなるのがわかる。

そして平坦な場所に出た。もしかしてここが西吾妻山山頂???周りを見渡してもそれ以上高い場所はない。
11時35分、日本百名山の西吾妻山(2,035m)を制覇。蔵王は撤退したので、今までで自身最北の百名山に立ったことになる。
この日最初の登頂者ではなかろうか。

勝手に呼ぶが南側のテラスに出てみると、やっぱり磐梯山は見えなくても、裏磐梯の秋元湖、小野川湖、たぶん桧原湖も見ることができた。
そして後続者と、中大巓経由で天元台高原から登ってきたスキーヤー2人も登ってきた。
スキーヤーから「すみません、西吾妻山の山頂ってどこですかね?」と尋ねられたので、ちょっと可笑しくも「この辺全体だと思います」と答えた。
確かに山頂標も埋まっているし、どこが山頂かは誰もわからない状態。
撮った写真の中に、おそらく山頂が写ってるはずだ。登山者なら山頂標をバックに記念写真のひとつやふたつも撮りたいことだろう。
しかし冬の西吾妻山で、それは叶わない。それより晴天のもと、樹氷をバックに記念写真が撮れればそれで良いじゃないか。

山頂で晴れることはなく、すぐに直下にある樹氷原には西吾妻小屋という避難小屋があり、その周辺で昼ごはんを食べることにした。(つづく)


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<Canon EOS 6D + EF24-105mm F4L IS USM>
かわいいアイスモンスターがお出迎え
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西吾妻山山頂付近?
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by ymgchsgnb | 2019-03-04 08:00 | outdoor | Comments(0)